常識を覆す!これからの高気密高断熱住宅の暮らしかた

岩手の高気密高断熱住宅の暖房時間の画像

今日は家づくり教室。
私たちは生まれ持った暮らし方の常識を持っています。疑うことさえな?習慣として身についているもの、そのようなことに疑いを持ってもよいのでは?ということについての内容でした。

岩手の高気密高断熱住宅に暮らす新たな常識

先日終了しましたけど、施主の皆様からご自宅でのリアルな温度湿度画像を一日一度約二か月間にわたって協力いただきました。
温湿度共有公開サイトの画像

その調査期間の途中、暮らし方についてのアンケートを実施。その集計結果をご協力いただいている皆さんにはすでにフィードバックさせて頂いています。今日はその一部について?紹介します。

アンケート項目は13個でしたが、ここではそのうちで重要な4項目だけを。

岩手の高気密高断熱住宅での暖房運転時間は?

岩手の高気密高断熱住宅の暖房時間の画像

結果は、24時間暖房している家庭が53%、半日以上暖房している家庭が30%、その他それぞれの家庭での暖房時間があることがわかります。

レンジフードの使用時間

レンジフードの使用時間は?の画像

これについては5%の家庭が、決まった時間の稼働(一時間未満)となっています。三年前の調査時には2軒の家庭で24時間稼働しているという結果だったのですが、今回調査では一軒もないことにホッとしました。

浴室換気扇の使用時間について

浴室換気扇の使用時間は?の画像

この浴室換気についてが、これからの非常識な暮らし方のポイントになるかもしれません。
浴室換気扇を一切使用していない家庭が35%です。三年前の前回調査ではこの部分は一軒もありませんでした。
浴室換気扇を長時間もしくは24時間稼働している家庭が12%です。これが前回調査では40%だったことを考えると、暮らし方が変わってきたことがわかります。

浴室ドアの状況について

暮らしの中での浴室ドアの状況の画像

浴室ドアを常に空けているという家庭が65%。私にすればこれは大きな進展です。
ちうのも、

高断熱住宅に、浴室換気は1年中不要かも?・・

この時は控えめにお伝えしていますが、実は確信犯ですね(笑

今なら、冬の湿度環境と暖房費に大きな影響を与えていることがわかりますし、まだ集計し切れていない光熱費データからも観ることができます。

その他、乾燥機を利用する家庭と室内干しする家庭では、湿度は10%ほど違ってしまうこともわかりました。住宅の規模、住まう家族人数、断熱性能の違いなどはあるものの、暮らし方一つで室内の温熱環境や湿度は簡単に違ってしまう。

光熱費についても皆さん、無駄に電気を使っているしている方はいないはずで、まあ、こんなもんだろうぐらいにしか考えようがないのが実情ではないでしょうか。この光熱費データーについてもすべてのデータが届き次第集計しフィードバックさせていただきます。

お風呂のお湯は大切にの画像
お風呂のお湯は捨てる前に大切に扱いたい

お風呂のお湯を暮らしに活かす!

ことが、これからの暮らしのテーマになりそうですね。