浴室換気扇は高断熱住宅に必要なのか?
てなことがここ数年のテーマの一つです。
つい先日の朝方のこと、枕元の時計内表示の温湿度をチェックしてみると、
室温 23℃、湿度 54%
そのまま寝入ればいいものを、目を瞑りながらしばらく考えてしまいました。
温度的にベストだ、うん、心地いい。
しかし、やはり湿度が高めのせいかお布団やシーツとの素肌の接触感は今一つっていう感じか・・
23℃、54%か・・・
お風呂場の換気なし状態での乾燥具合をチェックするには丁度いいのかも?- –
てことで寝入るのを止め、お風呂に入ることに。
湯舟に浸かりシャワーして湯舟に浸かる。
そして風呂から上がったらバスタオルで拭きながら,曇った鏡の変化をジーっと注視していると・・・
曇った浴室内のカガミがきれいに乾くまで1分30秒ほど、
この乾きの早さって、冬となんも変わらないべ。
やはり、高断熱住宅なら浴室換気は年中不要かもしれないなあ。
と、朝からそんなことを思ったのでした(笑
ポイントは浴室入口ドアをいくらか開けておくこと。
というのも、我が家は浴室換気扇を使わなくなって4年程になります。
元々は浴室換気による冬の熱損失を抑えたいから、というものでしたが、家人がどうしても換気扇を回してしまうわけです。
浴室換気扇を回さないとカビるのか?
せっかくテストしてるのに、どうして浴室換気扇を回すの?
と尋ねると、
だって、カビるでしょ。
そっかあ。
てことでしぶしぶ引き下がったわけですが、私の中では
・・・ 浴室換気扇を回さないと、ほんとうにカビるのだろうか・・?
それも確かめてみたいべな。
てことで、翌冬再び願いしてみることに。
カビたら、誰が責任取るの?
もし、カビたら掃除してくれるんですか?
・・・・ (ここできめねば!)
わかりました!その時は私がやらせていただきます!
その後幸いなことに、
浴室換気扇を回さずにいて、これまでカビたことも掃除させて頂いたことも一度もありません(笑
毎冬入浴後の乾き具合は確認していたのに、なぜか梅雨や夏場の乾き具合はノーマークでした。ずっと気になっていたので念のため確認しておきたかったわけです。
今日の室内湿度はまだ54%でしたからね、これから長雨で湿度が上がった場合も試してみたいと思います。
ちなみに、
浴室換気扇を回すと冬にどれだけ室温を下げるのか?
2021年1月、岩手県盛岡市の住宅にてテストした際の暖房時の内外温度の推移です。
※暖房は定量運転。住宅規模は概ね50坪ほど。
冬に浴室換気線を24時間回しっぱなしにすると、室温は2.4℃低下。
それに加えて外気温の推移観ると・・その住宅内外の温度差で考えると+2℃でも良さげ。
とうことは・・・
冬に浴室換気扇を回すと、岩手なら住宅内は4℃以上低下!?てことに。
50坪の住宅で室温がこれだけ下がるとすれば・・・
浴室換気量は定量なので、住宅規模が小さくなればその割合に応じて温度低下はもっと大きくなるってこと。
ーお風呂の換気扇への疑問あれこれー
①なぜ、冬に浴室換気扇を回さなくても結露しないのか?
浴室入口ドアを常時少し開けて置くことで、浴室内と通常室内の温湿度環境を同じくすること。
浴室も他室内も、窓も冬に結露することのない高断熱住宅であること。
※私たちは断熱レベル関係なく、浴室は換気しないと湿気・結露でカビると思い込んでしまっている。
②冬に浴室換気扇を回さないと換気扇から外の冷気が入ってきて寒くないか?水滴が落ちたりしてこないか?
気になるような冷気は感じない。
サーモカメラでチェックし、特別冷えていないのを確認しています。(今年1月)
③浴室換気運転で冬の暖房費はいくら増える?
住宅内外温度差20℃、浴室換気24時間運転すると6000円/月ほど負担は増えそう。
温度差が大きくなれば・・・もっと負担は増えることに。
④夏場・梅雨時でも運転しなくて大丈夫か?
ただいま確認中!
⑤浴室の窓での換気はどうか?
煖房期以外なら、浴室にはドレーキップ窓がおススメかな。
ドレーキップ窓の換気力はこちら。
不要な換気と言えば・・・
レンジフードについてもチェックしてみてください^^
※ここまで高断熱住宅に浴室換気は必要なのか?私の疑問についてお伝えしましたが、これはあくまで岩手における当社の住宅の場合であり、断熱レベルの違いによっては結露やカビの影響があるかもしれません。あくまで参考にということで、それぞれ自己責任で試してみてください。カビても私はお掃除できませんので(笑
最近浴室にも温度計つけたところでした。換気扇止めて入浴し、最後に湯船に浸かりながら換気扇回すと、ものの10分もしない内に3℃くらい下がります。真冬は、換気扇回していると寒いのでずっと切っていましたが、扉ちょっと開けておいても、結露がなくなることはありませんでした。断熱性能、比較にならないほど差がありそうです。
扉を開けていても結露がなくならなかったのですね。貴重な情報をありがとうございます!
それにしても・・・岩手の冬に扉あけとくだけで、お風呂場が乾く断熱性能の境界線て、どこら辺なのかが気になってきますね。
真冬は、洗面所にオイルヒーターを一晩中つけておきましたが、せいぜい18℃。乾燥している感じは、ありませんでした。
ちょっと面白かったのがトイレで、暖房便座の熱?で、室温が1℃他より高くなったのでした。
洗面所のように狭い空間にオイルヒーター置いても18℃ですかあ。
そんなものなんですね。
それとは逆に空間の暖房目的でもない便座ヒーターの効果はちょっと嬉しいかもしれませんね。