さり気ないデザインポイントとして誂える1本の窓格子

自在な窓格子 (2)の画像

格子入り窓ガラス
と言えば、四角い格子をイメージする人が殆どではないでしょうか。
私も同じで昔はそう思っていました。アメリカで四角くない格子が付いた窓を観るまでは。

そこで初めて四角以外の格子もデザインできるんだあ。と可能性が拡がったわけ。

そしてヨーロッパからサッシを輸入するようになると、
サッシサイズに規格サイズもない格子の入れる位置もすべてが自由に注文できることを知ることになります。

当時フルオーダーしたサッシは、ここまで自由にやったというか、やってしまったのが下の家。

ヨーロッパスタイルの窓デザインの家”SX-1モデル”

窓格子のレイアウトまでの打合せで半日以上かかったかもしれません。

その後、トリプルガラスを標準化する中でトリプルガラスの断熱性能を損なわないトリプルガラスを挟み込むしくみの窓格子をフランスのホームセンターで見つけ、

こんな格子もあるんだあ。となったのです。

フランスにあるくらいだからドイツ辺りにはあるはず。と調べてみると、輸入先のメーカーに同じ仕組みの格子があることがわかっって。そうなるとそれはそれでオーダーしたくなりますよね。私と同じで日本の人たちは知らないのだから、

世界にはこういう窓格子が存在するんですよ。

と知る機会をつくらないとと思ってしまうわけです、
だって私が知ってるだけじゃ意味ないし、何も変わらないですしね。

自在な窓格子 (1)の画像

このように、窓ガラスに縦横等配分の窓格子はイメージしやすいです。

ところが・・・

自在な窓格子 (2)の画像

たった1本の窓格子をどの位置に誂えるか。

なんてことを考えたら・・・
もしかしたら、胃が痛くなるかもしれません(笑

例えば、下の記事で見ていただくと、

注文住宅なら窓格子の微妙なレイアウトまで注文できるのがいい

横一本の窓格子の高さは当初写真の位置より低かったことがわかります。
そこでイメージと違う配分だったので修正してもらったのですが、その修正ができてしまう格子ってのがすごくないですか(笑

何年かして、窓の表情にもう少し変化があってもいいかな♪
なんて思ったら、

 ・格子の位置を変える。

 ・格子を一本足す

 ・横一本足しダブルラインにして縦も一本通してみたら・・・

なんてね、窓格子一つで一生楽しめるかもしれません。

たかが、窓格子。されど、格子一本でさり気なく表情は変えられる。

そういうのがね、なぜか好きなんですよ(笑

10件のコメント

窓の格子の違いで表情が違う、とても素敵に見えます
他の記事でもありましたが
人間も目元の化粧の違いで魅力って全然違いますもんね
奥行きのある内付けの窓に豊かなデザインの窓・・・
性能と表情を追求した窓構成は見ているだけでも楽しいです!
岩手で家づくりを考える人達がとても羨ましい・・・!

格子一つ窓の奥行一つで家の表情が違うってこと、わかって貰えるだけで嬉しいですね。
ありがとうございます。
性能を追求していくと見えてくるデザインもあったりもして、そこを私も楽しんでいます。
岩手の方ではないのですね。でもきっと欲すれば機会は得られると思います。

大共ホームさんのお家とこのブログを見て窓の良さとデザインにおける重要性に目覚めてしまいました・・・・!
表面だけのデザインではなく性能や理由を伴ったホンモノのデザイン、ですね。本当に凄いと思います。
そうなんですよ、岩手から遠く離れた地で・・・とても残念に思います
大共ホームさんみたいにデザイン豊富とまではいかないものの
輸入サッシを扱っている会社もありますよね、今後そういうところも当たってみようと思っています。
他にも良いアプローチがあり、ご迷惑でなければご教授いただけると幸いです。

このブログとかで目覚めたなんて恐れ多いです。
さり気なく惹きつけるものは何なのかはいつも気にかけて探してはいますね。
感度鈍い人間なので尚更意識してしまっているのかもしれませんが。
もしお住いの県でヨーロッパの窓を普段扱っている会社さんなら可能性はあるかもしれません。
やればできるという会社さんより現在できているもしくは経験がある会社さんを探してみてください。
それでも難しいようでしたら、改めてご相談ください。お住まいの都道府県によっては知り合いの工務店さんもおりますので可能性はあるかもしれません。
その時は頂いているメールアドレスにご連絡いたしますので。

視野というか知見が広がりました。
本当に感謝しています、ただ目が肥えてしまいましたが・・・笑

お忙しい中、アドバイスもありがとうございます!
輸入窓の扱いがある工務店さん、探してみます。
その中でも窓周りの断熱や輸入窓特有の内付けの施工がどうなっているかにもかかっています、よね・・・?
行き詰ってしまったらお言葉に甘えて改めて相談させていただきます。
その時はまた、よろしくお願いします!

仰せの通りです。窓周囲がどうなっているかはこれからの住宅にはとても重要だと私は思います。
何かありましたらいつでもご連絡ください。

お久しぶりです、あれから地域の工務店を調べ回りまして
輸入窓の施工経験があり、気密断熱施工技術を持った工務店を探すことができました!UNILUXさんの窓の施工経験があるみたいです。
大共ホームさんのように直接海外のプロファイルメーカーさんと、やりとりしてデザイン等の工夫をされているというわけではないのが残念なのですが、ひとまず見つかってよかったです。

PS.
新モデルハウスの完成、おめでとうございます!
気軽に行ける範囲なら見に行きたかったのですが岐阜からだと中々・・・

施工経験のある工務店さんを見つけられたのですね。見つかるとすれば、UNIさんかエーデルさんになるかなとは思っておりましたが、見つかってほんとうに良かったです。
それにしても・・・当社がプロファイルメーカーと直接やりとりしていることが分かるなんてすごい情報収集力ですね、さすがです!
プロファイルのことで少しお話すると、どのメーカーも概ね厚さ76mmと82mmを持っています。
もしトリプルガラス窓でしたら多少コストアップになるとは思いますが、可能なら82mmタイプを選ばれた方が良いと思います。
性能以外に理由は二つです。
①当社で扱っているようなドレーキップ用スクリーンがきれいに収まる。
 76mmですとガラスを押さえる押縁が薄すぎて取り付けた時の見え方の状態もよくありません。
 UNIさんに限らずスクリーンのお問い合わせで一番多い悩みどころがこの点です。
②将来ガラス性能アップを目的にしたガラス交換への拡張性がある。
 ヨーロッパの窓は押縁のサイズでガラス厚の違いに対応できるしくみになっているためです。
 ま、そんな先のことまで考える必要はないかもしれませんけどね。

モデルの件、ありがとうございます!
確かに岐阜からですとそう簡単ではありませんよね・・
いつかこちら方面にいらっしゃる機会がありましたらその時は立ち寄ってみてください。

ありがとうございます!
調べてて思ったのですが本当に対応ができるところは少ないですね。
大共ホームさんの意識や技術力の高さを改めて感じました。
流石なんていえいえ、いつもブログ等で色々情報を発信してくださるからこそです
読めば読むほど勉強&参考になります笑

早速調べてみました!
UNILUXさんですとIsoStar,エーデルさんですとFIN90が該当する製品かと思います。
性能以外にもそんな利点があるんですね、
確かにドレーキップ用スクリーンを調べたときに
出っ張ってしまっている取付のものを見たことがあったのですが、
アレはプロファイルの厚みによるものだったのですね。
将来的な性能Up、気になるので今後色々話を進めていく中で聞いてみます!
長期視点を考えるとプロファイルの寿命も気になってきますので・・・

色々矛盾しますが、それこそ独身時代ならすっ飛んでくんですけどね!笑
いつか行ったときにコアな話が聞ける/見れるのを楽しみにしてます!

この度はアドバイスをいただき本当にありがとうございました!!

こちらこそ情報をありがとうございます。
お陰で私も勉強になっています。

私のできる範囲で何かお役に立てることがあれば何なりとお申し付けください。

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