仕事柄、街を歩けば棒に当たるではないけれど、
私が今まで見たこともなく知らないままでいる工夫やアイデアは落ちてやしないか?
と、瞬きもしないくらいにいつも探しまくっています。
そこで今日は、
アメリカを訪れた際、私の好奇心に触れたものたちの一部をぺっこ紹介しようかと。
一般の方にはわからない点もあるかと思いますが、
散歩しながらおっさんがぶつくさ独り言ほざいてたな位に、
大目に見てくれたら嬉しいです^^

ホテルの窓から景色を眺めて写真の撮ったわけではありません。
窓の室内側のメッシュで出来たスクリーンを下げた状態での、
視界の透け具合いをチェックしておこうと撮ったものです。
日本でならレースカーテンのような役割なのでしょうが、
個人的にはこのタイプのスクリーンの方が好きかなと。

地下室の窓前のドライピットスペースを三角に納めるのもありなんだ。
確かに四角である必要はないかも・・と撮ったもの。

大きな出窓と大きくせり出した軒の出との関係をチェック。
これから窓の水切りとレンガでふけた外壁の水切りをチェック。(写真なし)
ヨーロッパの古い建物では、石の水切りをよく見かけるものですが、
このように木でできた水切りを見るのは初めてかもしれません。
木の水切りを使うなら、それなりな勾配を取るのがポイントかと。

こちらは窓トリムの内側に額縁を付けて窓上部の水切りを少しせり出させた納まり。
窓下のよりせり出させた水切りの納まりと窓巾より延ばしているサイズなどをチェック。
これは・・・
(写真なし)
レンガを積んだ塀の下端に注目しました。
銅板でしょうか、どうやら水切りのためかと思うのですが、
まさか掘り漁るわけにもいかず目的は不明のままです。

こちらでは屋根の上のドーマーから、出窓のデザインの納め方、
その下の窓の深さの取り方や壁のふかし方に帯の見せ方をチェックです。

こちらは、ドーマー前の屋根勾配と屋根の勾配を違えた時の納まりの参考に。
住宅のとんがり屋根の軒高さと母屋の軒高さのずらし具合をチェック。
昔アメリカではよく見かけてチェックしまくったことがある手法なのですが、
今一度思い起こす意味で撮りました。
この発見した時は、ふと、ほくそ笑んでしまったものです^^;
(写真なし)
帯ラインの下に溝を切ってあるのです。
それは水切り用の溝です。
この手法は私も何度か試してみたことがあって、
一番身近なところでは、当社入り口看板。
雨だれの汚れを防ぐために目に見える水切りは嫌だなあと思ったので、
一人せっせと加工したのが初めての試みかな。
当社にお越しになる方がいらっしゃったら、
看板の下方向から見上げるように見てみてください。
すぐ見つけることができます。
けど私の手仕事なので、粗いところはお見逃しを^^;

これはドイツの住宅展示場でも何度か見たことのある手法で、
一階から2階床を突き抜けて窓を縦長に通す時の窓と床の納め方。
下から見上げた状態で撮ったもので、窓上の黒い壁が1階天井になります。
私たちが撮る写真て、実際はこういうものばかりです。
どんなにデザインをまねたとしても、デザインを構成する納まりが分からないと、
絵に描いた餅でしかありませんから。
デザインや施工の納まりって、実際に使うか使わないかはわかりません。
ですが、何か必要になった時にアイデアのヒントにはなり得ます。
事実こんなもののストックから何度も救われてますしね。
かなり以前、プラハの朝の散歩で何気に拾い上げた雪に濡れたチラシ一枚。
もし、その出会いがなかったら・・・
きっと今のサッシにはたどり着けていなかったと思います。
だから人生っておもしろいのかもしれませんね。
捨てる人あれば私のように拾いまくる人ありです。
街での拾い物、使えなければただPCのゴミ。
されどいつかお宝に化ける可能性はいつだってある、
だからいつまでも捨てられない!でいます^^;
でもいつかは、
断捨離しないと。。
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