今日は絶好の海日和、
でも今日の熱さはこれから始まる夏に向けて絶好の検証日和でもある。
海からの誘いを後ろ髪惹かれるも、今日の暑さというチャンスは逃せません!
定休日なれど今日は出勤し、
手始めの熱さ対策?は芝と住宅展示場のハンギングへの水やりです(笑

普段なら4、5人で30分ほどで済むのに、
今日の熱さに負けないようにとたっぷり草花に水やりしていたら、
なんと3時間もかかってしまいました、、
要領悪すぎです。
せっかくなので、水やり効果を検証。


この時の外気温は34℃、
アスファルトの日向部分は57℃、水やりをした芝生たちは概ね30℃以下、
なんと30℃もの温度差になります。
外気温より低い温度を保つ草木って、予想以上に大事なことがわかります。
欧米では基礎の際まで芝生や草花を植えるのって、
家をきれいに見せるためだと思っていましたが、
もしかしたら、地面からの照り返し対策も兼ねていたりするのかもしれないなあ。
と、そんなことを考えていると、
あっ、もうこんな時間だべ!
やばい。
てなことでスプリンクラーをセットしたまま向かったのが、今週末見学会のお家。
今日の暑さで全館冷房の能力が十分に機能しているかを確認しなければなりません。
もし、今日の気温で大丈夫なら、もう殆ど心配は要らないでしょうから。
現地に着くこと午後3時前、

冷房中の設定温度を、先ずは確認。
その後、室内の壁の温度をくまなくチェック。

1階の間仕切り壁表面温度 23℃、ほかすべて23℃。
では2階は?・・・

外周壁、間仕切り壁チェックした壁すべてが23℃。
よっしゃ、大丈夫だべ!
このあと、冷房の吹き出し温度をチェック。

1階の24時間換気システムの送風口、冷房吹き出し温度14.5℃。

2階の24時間換気システムの送風口、冷房吹き出し温度14.7℃。
室内に温度ムラ温度差なし!これならオッケーでしょ。
それから事務所に戻って、住宅展示場をチェック。
今日の当社の住宅展示場は、窓は閉め切り無冷房で放置状態です。
お目当ては、2階ホール西側の窓。

右窓が窓室内側にレースのスクリーンのみ、
左がスタッフが試作してくれた窓の外付け日除けスクリーンを付けた窓。

サーモカメラで見ると、こんな感じ。
右と左の窓では概ね5℃位の温度差になっています。
この時の1階リビングの室温は、26.5℃
ここ2階ホールの室温は、陽射しの侵入によって30℃にまで達しています。
右側の窓には近日中にまた別のタイプの日除けスクリーンを設置した上で、
効果を比較検証する予定なので、両方の窓に日除けをしたら
どのくらいの効果になるでしょうね、楽しみです。
せっかくなので、住宅展示場2階北側の陽射しの当たらない窓もチェックしてみました。


外付けスクリーンを装備した窓とほぼ同等の温度域なので、
外気温の影響のみのようで、
日除けの効果は十分に発揮されているとみてよいのではないかと。
それと、
外付けの日除けスクリーンの効果は窓の温度だけではないようですね。

窓の内側にカーテンをして陽射しを遮ったとしても、それは窓の室内側でのこと。
右と左の窓の上方向の温度に注目して観て下さい。
室内側で窓とカーテンの間に籠った熱は・・・
周囲に広がり、特に天井を熱してしまうことがわかります。
よく、2階に熱気がこもる。
とは、こういうことなのでしょうね。
冬は寒い岩手だって、夏は暑い!
6月中旬で34℃にもなるのですから、
今年の猛暑日を何回数えることになるのでしょうか・・
断熱性能は最も大事、冷房能力も大事、されど可能な限り冷房能力に頼らない機能も大事、
みんなの知恵と工夫で、岩手の夏も省エネで快適に暮らせるようにしたいものです。
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