アンティークも悪くない。
古けりゃ古いままの魅力がある。
でも、個人的にはアンティークな木の素材をきれいに、
再生した時の木肌の風合いが一番好きかもしれない。

顔を洗って再生された素肌と年を重ねた重らみが同時に見せるっていうのかな。
この表情、これが何ともたまらない。
使い古されたものに手を加え新たな価値をつくりだす。
もしも私が木工職人なら、こういう仕事をしたいと思ってしまう。
そんなことから最近ふと思ったことがある。
何十年を経て生き返る、それで魅力を増す木ってどんなんだろ?

先のテーブルのように、40年後50年後、
木を生き返らせるとしたらどんな木がいいんだろうって。
きれいな柾目もいいけれど、杢目もいい。
節も見方によっては魅力ではないか。
好みはあるけど、本来木が持っていただろう姿・性格を、
そこそこに散りばめてあったほうが何かを感じさせてくれるような気がする。

たまごの黄身のみとか白身のみとかバランスがよくないように、
それぞれの本来の養分が含まれるからこそ、視感も触感もいい。
そして何十年経っても、木は生き返る。

そういう魅力を残したい。
木って味もあるけど、ちとやんちゃなとこもある。
人間と同じ性格だと思えばそれもまたいい。
素材の魅力をあるべき姿に、それが理想です。
私もやんちゃオヤジと言われるままじゃなく、
磨き直したらなかなかいいじゃん、新品以上かもよ。
くらいのヨイショ、言われるオヤジになりたいですね^^;
岩手の注文住宅なら。
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