住宅の断熱と蓄熱実験

昨日からスタートした2015年版断熱試験。

今冬のテーマは躯体断熱の再現テストVer.2。

高断熱住宅試験

 

 

 

 

 

 

例えば、この温度の違いを見てください。
断熱暑さは表示の通り。

それにプラス。
左から二つは通常住宅想定の蓄熱。
右二つは植物性潜蓄熱にて蓄熱。

この状況において、20㎝Ⅱが一番いいことがわかります。
というか、分からないかもしれませんが、、
私的にはそうなのです^^;

5年程前の単純断熱性能比較の段階ではもちろん40㎝断熱が優位。
ところが加熱を繰り返したり、自然推移を観たりしているうちに、
20㎝Ⅱが意外と通常20㎝より優位に立つ場面が多いことに気付いた。

そこで、変な野心&妄想がむくむくと。(笑
もしかしたら、断熱20㎝でも40㎝相当まで行けるのではないか。
そこから私の興味は20㎝Ⅱ断熱に集中。

これまでの現地調査などで得ていたことや、
自分なりの推測による施工方法の変更等、
試みてはデータの様子を観る。
またいじってはまたデータの様子を観るの繰り返し。
そして何とか、二冬目で確かな形で、
20㎝断熱と40㎝断熱の中間、30㎝相当レベルに安定できるようになった。

その後の良く冬に、何とか40㎝断熱相当のところまでたどり着くことができた。
その時はね、「やったべ~!」と歓んだのは言うまでもなく、そこまではよかった。

ところがです。
いろいろやり過ぎて、どの施工ポイントがどの程度の効果性を持つかがわからない。
そのため、実際の住宅への施工法を落とし込みながら再現するために、
5つ目の実験棟を昨年スタートしたわけです。

ところがどっこい、これまた躓いてしまった。。
検討した結果、その原因はどうやら間抜け。
私の浅はかさからかと。

それで今季は、断熱20㎝Ⅱとの相違点を一つずつ消去していく作業になる。

私は、断熱性能には二種類あると思っている。
その一つが断熱材、その素材そのものの持つ断熱性能。
もう一つが施工方法、技術で変わる施工性能。
(素材性能を損なう施工は論外として。)

施工性能が高くなればなるほど、断熱という素材の旨みは新たな次元になる。
そういうイメージかもしれません。
目に見える断熱素材より、目に見えない分ずっと地味だけど、
それこそが私たちの仕事ではないかと。

今回の見学会のお家も、
そんな地味な技術がたくさんたくさん詰まっています。
体感に加えて見えない部分も、
ぺっこだけイメージして頂けたらうれしい限りです^^

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ここからは、狭い範囲にてのご報告です^^

机♪

 

 

 

 

 

 

 

「無事、机が収まりました」とのご報告がありました。
そして、「最高です!」とのお言葉も。

アメリカから連れてきたものとして、私もほっとしました。

ほんとうに、ありがとうございましたm(_ _)m

 

 

岩手の注文住宅なら。

 

2 件のコメント

  • この机で息子はよく勉強して、、志望校へ入れました。
    お世話になりました。机さん・・
    この机をゆったり置けるスペースが・・うらやましいです~。
    お世話様でした。
    そして、
    お気遣いいただきまして、ありがとうございます。。

  • とんでもありません、、
    こちらこそ、ご連絡頂いたおかげで、
    また嫁ぎ先が見つけることができましたのでv
    これまで、大切にして頂いてありがとうございました^^

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