わくわくドキドキしながらもうすぐ主を迎えるお家。

こちらの家の玄関ドアのガラス部はトリプルガラスです。
三枚のうち、真ん中のガラスが不透明な型ガラスで、
型ガラスを挟んで内外両サイドのガラスは透明ガラスとなっています。
そして、そのガラス部にかかる格子はガラスの外側に据えられています。
一般の窓では、ペアガラスだと窓格子はペアガラスの間に挿入され、
窓ガラスの拭き掃除時には邪魔にならず便利になっています。
ところがです。
より高断熱の性能を重視したケースでトリプルガラスの窓になると、
ガラスの間に格子を挟み込むというケースを見たことがありません。
格子が複層内に挿入されると、ガラスの断熱性能は
格子比率に応じて低下するからです。
たぶん、北欧系の格子サイズがアメリカなどに比べ、
2倍程大きいのってそのためもあるのかもしれませんね。
そこで、私たちの今回のプチチャレンジを紹介しましょう!
こちらはまた別のお家です。

こちらの家のもトリプルガラス窓で、ガラスの総厚みは42㎜。
こうして窓の正面で見ている分には何も変わりません。
ですが・・・
断熱性能を落とすことなく窓に格子を付けるとなると、

横脇から見るとこうなります。
えっ!?と思うでしょ(笑
トリプルガラスを挟み込むように内外両サイドの外側に格子を付けました。
これで格子はヒートブリッジとならずに済むわけです。
これは北欧や南欧の視察時に、何度も見かけ注目していた手法です。
初めて見て、
断熱先進国には、こんな格子の手法があるんだなあ、
と知ってから、早10年くらいでしょうか。
見たことがある、というだけではまったく意味がない。
知っている、だけでもまだまだ足りない。
やればできるよ、レベルでもやってないんだから無理がある。
いつもやってるよ、
希望があるなら、いつでも言ってくれ。
その技術はオレたちの中にあるから。
なんて、言えるように速くなりたいものですね(笑
1年かかろうが、2年かかろうが、10年かかろうが、
諦めなければいつかは皆の目の前のものになる。
カメより、遅いかも^^;
以上、
一般にはそれが何なのよ?てな、窓の格子のお話でした(笑
コメントを残す