木製サッシより木製のようなヨーロッパの樹脂窓

木製サッシのような樹脂サッシに興味があります。

木製サッシの風合いが好きだけれど、屋外となるとそれなりにメンテナンスが要るようなので迷っています。
サッシのカタログなどありましたら・・・

と言ったような内容のお問い合わせを県外の方からたまに頂戴致します。

サッシの販売を目的にしているわけではなく、あくまで岩手で住宅を検討される方にヨーロッパ並みの性能・機能・デザインの選択肢を拡げてあげたいという思いから輸入してきたものなので残念ながらサッシのカタログはありません。

実際に見て頂くのが一番なのですが、カタログ替わりにということで、簡単にここで紹介させて頂きます。

木製サッシのような樹脂サッシの始まりについては以下を。

ヨーロッパの窓色への始まり

そして今日の当社の住宅展示場から、窓色:ウォールナット色を見てみます。

繊細でリアル、本当の木製サッシようなヨーロッパの樹脂窓

木製サッシのような樹脂サッシ:屋外下から見上げ
陽が当っていても、こうして離れて斜めに見ると実際の窓色に近い色に見えます。

ところが同じ窓色なのに真下にある陽の当っている窓を近くで見ると・・・

木製サッシのような樹脂サッシ:屋外日向 (1)
当社で扱っているサッシカラー色の一つ、ゴールデンオークのように写真には写ってしまいます。

木製サッシのような樹脂サッシ:屋外日向 (2)
この色はこれで好きなんですけどね。

樹脂窓の表現力が高いヨーロッパの樹脂窓

それで同じ屋外でも屋根がかかっていて日の当たらない日陰の場所ならどう見えるかというと、

木製サッシのような樹脂サッシ:屋外の日陰だと
このように、写真でも実際の色合いに近い形で見えるのです。

逆に屋内側で見ると、

木製サッシのような樹脂サッシ:屋内での色合い (1)
右側が樹脂サッシで左側が本当の木でできた壁枠になります。

木製サッシのような樹脂サッシ:屋内の色合い (2)
左側がサッシ枠、右が木枠。
こうして比較してみると、杢目の風合いは樹脂サッシの方が本当の木肌感あるような感じに見えませんか?

樹脂窓表面の繊細な凹凸

リアルに見える理由には杢目だけでなく、表面仕上げにも一工夫がなされています。

木製サッシのような樹脂サッシ:表面の凹凸
木目の流れに沿って凹みがあるがわかるでしょうか。普通の樹脂のようにツルツルではないんです。
光を分散するし、且つペタペタせず手触りも良くて指紋も付かないのがいいかな^^

というわけで手が込んだ木製サッシのような樹脂サッシだということが分かって頂けますでしょうか。

もっとマニアックなウンチクもあるのですが長くなるので今日は控えますね(笑

簡単にでも、陽射しの明るさ等で同じ色でもこのように違って見えるのだということを知って頂けたらと思います。
こういう見え方の変化を見つけるのも暮らしの中での楽しみ方の一つでもあるんですけどね。

私たちとしては、当社のサッシにどなたであっても興味を持って頂けたらうれしい限りで、できれば何とか応えてあげたいという気持ちがないわけではないのですが・・・ 現実的には難しい。というのが本音です。
サッシだけをお譲りすることはできます。けれど、サッシを取り付ける施工までは責任を負えませんし、万一取り扱いに不具合が生じ、メンテナンスが必要になったとしても県外だったりするとそう簡単にお伺いすることもできません。

 サッシ+取り付け施工 = 窓 です。

施工で断熱性能も防水等耐久性も変わってしまいます。

お譲りする可能性があるとすれば、ドイツのサッシもしくはヨーロッパのサッシの取り扱いや施工に手慣れた工務店さんがいらっしゃれば、もしかしたら・・・。というようなお話になってしまいます。

すると、

 地元で見たことがありませんのでそういう工務店・住宅メーカーはないです。
 岩手の方が羨ましいです。

というようなご返事を頂くことになり、こちらとしても申し訳なくいたたまれない気持ちになってしまうのです。

何か良い方法があれば・・・

本当は施工会社さんが岩手まで足を運んでくれて、施工・メンテナンス方法を学んでくれたらそれでいいわけだけど、どうなんでしょうね。私たちが海外にスタッフを派遣して学んだことを考えたら全然ハードルは低いと思うのだけど、そこまでの意欲があるかどうかは・・・となると、難しいことなのかもしれませんね。

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2 件のコメント

  • 岩手で、ドイツのサッシを取り入れた家が建てられると知った時の驚きと感動!しかも、寒くない家づくり。絶対ここ!と思ってから、はや5年目です。
    さいたま市に住んでいた頃、近くに、木製のドイツサッシを使ったドイツっぽい構えのお宅がありました。ピンポンして、どこの工務店で建てたのか聞きたいと思いつつ、それは果たせずに盛岡へ戻ってきたのでした。
    『必要なものは与えられる』と、どこかで聖書の言葉の看板見たことがありますが、まさにそんな気持ちです。
    ありがとうございます。

    • ドイツのサッシが縁を繋いでくれたわけですね。
      なんかうれしいですねえ。

      こちらこそ、ありがとうございます。

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