1・2階に窓を一体で通した海外の住宅から

海外の住宅や建物で採光やデザインのポイントとして使われるのを見るまでは、日本の窓の規格サイズに縛られたままの住宅への窓配置が当たり前なのだとばかりずっと思っていました。

例えば、アメリカで見たものは、

アメリカの通し窓(1)

あの有名な落水荘ではこれだけの大きな窓が階を跨いでデザインされていました。

明かりの採りこみに拘る教会の建物でも、

アメリカの通し窓 (2) アメリカの通し窓 (3)

真下から見るとこのように天井部分を突き抜けているのがわかります。そしてガラスの向こう側両サイドの大きな壁のせり出しから階を通した外壁の窪みを演出しているのもわかります。

ドイツでは、

ドイツの通し窓のある踊り場

1・2階の通した窓デザインを優先し、階段の位置を窓から浮かしています。
こういうのを見ると、住宅の間取りから窓を考えるのではなく、住宅外周部の窓はどうありたいかから考えているのではないかとさえ感じます。

フィンランドの住宅事例では、

北欧の通し窓 (1)

壁の厚さ、外壁からの窓の奥行も大まかに知ることができます。

北欧の通し窓 (2)

玄関ドア枠と一体となったこのように大きな通し窓もありました。

こういうな通し窓の見せ方や明かり具合いなど見せられてたら、

欧米など海外の住宅ではできて、日本でできないのってなんか寂しいよね。
てことでヨーロッパからサッシを輸入するようになったのをきっかけに、

 規格サイズに縛られない。 

 窓の奥行を演出。

 連窓の組み合わせを自由に。 

の三つを意識するようになり、その延長線上の一つにこれら通し窓もあったわけです。

住宅の窓配置を1・2階通しで据えられた窓

名称があるのかはわかりませんが、私は勝手に通し窓と呼んでいるだけですけどね。

岩手で通し窓のある家(1)

屋外の陽射しチェックすると、この時期1階部の窓は南隣家の日陰になることがわかります。この時点で午後1時半頃かな。一般的な住宅地の日当たり具合ってほとんどこんな感じではないでしょうか。

写真真ん中の縦2本の窓が私の言うところの通し窓になります。
施工は当社が自社で住宅パネルを作っているからとも言えるけどちょっと大がかりかな。

1・2階通し窓のある高断熱住宅のフレーミング:岩手県盛岡市

この雰囲気からでもパネル化していないと窓の取り付けは難易度が高そう、だということがわかって頂けるのではないでしょうか。

通し窓の利点はデザイン的要素以外に、

一般の間取り的には避けたいと考えがちの階段を南面に配置することは逆にメリットになることではないかと。

通し窓のある家(2)

室内側の階段踊り場と通し窓とのスペースはこんな感じ。

これを踊り場下スペースから、

通し窓のある家(3)

見上げるとこんな感じに見えます。
ちょうど青空で良かった(笑

これがもし、天井が壁までくっついていたらここのスペースに居たとしたらどんな感覚なのでしょうか。閉塞感は強くなりますよね。これまで欧米の住宅を見てきて、こういう視界の抜ける隙間をつくるって結構大事なんだなって教わりましたね。

窓デザインもだけど、視界のための隙間も大事なんだと。

完成住宅見学会は、12月10・11日(土日)開催です。

 岩手の冬を暖かく過ごしたいかた

 陽射しを暮らしの味方につけたいかた。

 青い窓に興味のあるかた

には特に、おススメの見学会です^^

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