今日は住宅展示場と見学会場としてお借りしている家チェックからと今日の視界などを紹介。
逆転している内付け窓の温度推移

断熱層に取り付けられた通常の内付けスタイルの窓周囲温度をチェック。これはそれぞれの温度を観るのに便利。だけど瞬間値なので、?と思う温度が出たりすると、温度推移をチェックします。
青:窓下サッシ際の温度推移
紫:窓上サッシ際の温度推移
この温度推移が交差し逆転する場面が赤丸で囲んだ部分
温度が下降時は青(窓下)が低く上昇時に逆転して温度が高くなる。
結果、単に窓下の方が断熱性能が低いってことだけなんですけどね。そう、低いのはわかっているけれど、どれだけ低いの?どれだけ差があるの?ってことを知りたいだけだったりします。
頭の良い人なら、こういうの計算で出せるかもしれませんが、私のお頭レベルではムリ。断熱平面に垂直に熱移動する程度ならできるけど、周囲への熱移動はわからないので計測あるのみ。
観てわかる!これしかありません(笑
観てわかる感じる漆喰の風合い

冬の陽射しがレンガ模様の漆喰に差し掛かった好物なシーンを見付けたら、どれどれと、サーモカメラで味見したりします。何でも食べてから考えるタイプですので。
漆喰の陽射しの日射熱吸収力
カメラで覗くと、殆ど温度に変化なくどこが照らされているのかやっと判別できる程度です。入射角なのか白色で反射率が高いからなのか、それとも骨材として入っている大理石が陽射しを拡散しているからなのか、それともその全部なのかはよくわかりません。
無垢の日射吸収力
ですが、陽に照らされた無垢床は5℃ほど温度が高くなっていました。色が茶色なの吸収率が高いせいかもしれないですね。

無垢の吸収力と言えば、梁の木材も熱が高め。特に梁下が高いということから床暖房の輻射の影響ではないかと思われます。

これもそう、無垢のダイニングテーブル下です。
この時の室温は、19.1℃です。
床暖房の輻射熱って、床が暖かいだけではないことがわかります。
床暖房の温水温度をどこまで下げられるか
床が暖かいから、床暖房にしたいと思うのが一般的ですが、私たちが目指すのは、
床が暖かくない床暖房
この時の床面温度は、22℃です。決して暖かいと言える温度ではありません。

この時の温水循環温度は、26℃ほど。
??26℃って温水と言うの?でしょうか・・
今調べてみると、
JISでは、15℃以下:冷水、16~39℃:該当なし、温水40~60℃
のようです(笑
微熱輻射暖房のススメ
空気を暖めず、身体を暖めるのは床暖房だけではありません。断熱性能が高ければ、ほんのちょっと熱を加えたらそれに近い形にはなるはずです。熱の加え方には工夫は必要ですが。
最後に、昨日今日と二日連続の放射冷却で寒さ厳しい朝の風景などを。
岩手県滝沢市の放射冷却な朝の視界
朝、カーテン越しに薄っすらと明るさを確認すると、カーテンをめくるのは今や朝習慣に(笑

きた~!、真っ赤だわ。
てことでせっせと準備して出かけます。
日の出が岩手山を照らし始めた時の姿
そう、今や定番となった岩手山を背負う定番のアイスフロントの家です。

南部赤富士も魅力だけど、頬をほんのり赤らめたこういう岩手山の表情も好きかもしれません
岩手県滝沢市での日の出
たまには日の出の瞬間も拝みたくなるものです。


ご利益ありそうな日の出だと思いませんか。
ご利益あったんですよ!
昨日今日と立て続けに。
これでもしかしたら年末からの疑問が溶けるかもしれません。
ちなみに、
今朝の最低気温 -6℃、放射冷却による外壁面温度 -11℃ でした。
これは昨日とほぼ一緒です。
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