2025年2月よりスタートした「住まいのリアルな温度湿度」プロジェクトでは、多くの施主様にご協力をいただき、ご自宅の室温・湿度の記録を3ヶ月にわたってご投稿いただきました。
この取り組みは、実際の暮らしの中で
・どんな断熱性能の家なら、どれくらい快適に過ごせるのか?
・どんな暮らし方なら湿度を保てるのか?
岩手の冬を単に暖かいだけでなく、より良い過ごし方の可能性について探ること、断熱性と暮らし方が光熱費に与える影響について情報共有できたら・・・を目的にスタートした試みです。もちろんこれから家づくりを計画される方にとっても貴重な情報源になることは間違いありません。

投稿は4月10日で終了
昨日、4月10日をもちまして本プロジェクトの投稿は終了となりました。
ご協力くださった皆さんには心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
寒さの厳しい2月から4月という季節の移り変わりの中で、実際の暮らしでは室温・湿度がどのようなものなのかを同時に見ることができるって初めての試みでした。
掲載された画像のとおり、室温は20℃前後を保ち、湿度も加湿器の有無にかかわらず40~50%台を維持している住宅が多く見られました。これは、高断熱・高気密な住宅性能が、住まう方の健康や快適性をしっかりと支えている証でもあります。
実際に住んでいるからこその「リアルな声」
「暖房を止めても朝まで冷え込まなかった」
「エアコン設定温度は20℃でも、体感的には十分に暖かい」
「加湿器なしでも湿度が保たれて驚いた」
など、たくさんの貴重なお声をいただきました。これらは、パンフレットや性能値だけでは伝えきれない「本当の住み心地」を語るものとして非常に価値ある情報となります。
今後について
現在、投稿いただいた温度、湿度情報をデータ化し、光熱費情報とすり合わせした上でフィードバック・情報提供を予定しています。
これらの情報は、これから家づくりを考える方々への重要な判断材料となるだけでなく、すでにご入居されている皆様にとっても、ご自宅の断熱性能×暮らし方を再認識する機会になるはずです。
この冬を通して記録・ご投稿いただいた施主の皆さま、本当にありがとうございました。
寒い岩手でもしっかりと設計された高性能住宅で暮らし方を最適化するためのヒントになると思います。
エネルギーを無駄にせず、健康的で快適な毎日を送るために、
今後も、私たちに何かできることはないか?を考え続けたいと思います。
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