窓辺のひんやり感をなくしたい
から、ヨーロッパから輸入するようになったトリプルガラスサッシ。
岩手の冬は、断熱性能Ua値の良い家でも、窓辺に立つと少しヒヤッとしたり、足元に冷気を感じたりすることはないでしょうか?大共ホームが標準採用しているドイツ製トリプルガラス樹脂サッシは世界トップクラスの性能のドレーキップ窓です。
ドレーキップ窓を活かすカーテンやスクリーンが欲しい
そのドレーキップ窓の内開きとうち倒しの二通りの開閉を一つの窓ででき、主に換気はうち倒し機能で行うのが換気になります。このせっかくのうち倒し換気機能を活用したいと思っても、窓上部の壁に取り付けられる日本のカーテンやスクリーンでは、うち倒し換気機能を有効に使えないことに気づきます。探しても国内にはありませんでした。
それでは自分に納得いかず、自社製作することになったのが、当社オリジナルのドレーキップ窓スクリーンです。
ドレーキップ窓に適したカーテンやブラインドを日本では見つけられなかった。それでもドレーキップ窓機能を存分に使って欲しくて・・結果諦めきれず自社製作するようになったドレーキップ窓用スクリーン。#ドレーキップ窓用スクリーン#ドレーキップ窓用カーテン pic.twitter.com/qqYw6JvfLG
— oyakata (@ooyakata11) October 2, 2023
このドレーキップ窓スクリーンのメリット
・ドレーキップ窓の開閉度にいちいちカーテンを開ける必要がない
・うち倒し換気が容易
・上でも下でも視界を自在に切り取れる
このようなメリットから、ドレーキップ窓だけでなく、従来なら隣家からの視線を遮るために採用されていた不透明な型ガラスの代わりとしてFIXガラスにまで採用されるようになったのです。
特許取得の窓周囲熱橋対策施工効果検証
昨日のこと。
一冬目を迎えた家の窓周囲をサーモカメラでチェックしたのです。
先ずはカーテンの開けられた窓の周囲をチェック、その後ドレーキップ窓スクリーンが閉められた窓は何もせず窓周囲チェックできるのでそのままサーモカメラを向けると…
?とスクリーン温度高すぎない?
午前伺った家、
窓周囲熱橋チェックのつもりが…
ガラスは室内を反射するのであてにならない。しかし…ここスクリーンだよな?
ドレーキップ窓打ち倒し換気の障害にならないスクリーンをと自社製作するようになったものだけど、もしかして断熱性もある?🇫🇮で多用されてたのそういう意味あったのかも pic.twitter.com/MGIrqj2HQd— oyakata (@ooyakata11) January 24, 2026
この時に収めた画像です。
X投稿でも触れてるように、ガラス面は室内温度を映すのでガラス面温度はあてにはなりませんが、スクリーンとなれば別です。
樹脂窓枠よりガラス性能は1.5倍ほど高いけれど、壁の断熱性に比べたら断然性能は劣るわけです。それなのに、窓周囲壁温度よりスクリーン面の温度が高い?てどういうこと?意外と断熱性あるわけ?と疑問に思うわけです。
施主さん宅からの戻りの車中、いろいろ過去を思い起してみると…
何で閉めきったスクリーンの温度が高い?日差しでも当たってたのかも?くらいに見過ごしていた。
なぜ、フィンランドの家で多くの家で採用されていたのか?それなりに断熱性が高いからではなかったのか?


これらの採用理由を見逃していて、
もし、断熱性があるとしたら…と考ると、
【仮説】
・プリーツ形状Wがガラス面のコールドドラフトを抑制している
・枠とガラス面の厚み差に収まるのでガイドレールのように空気の移動封じる
そんなことを想定し、事務所に着くなり空かさず、展示場のスクリーンを確認すると、以下のような結果となりました。
スクリーンは一切動かさず、流速を測定
スクリーンのないガラス面のコールドドラフト
ガラス面上部50センチほどにスクリーンあり。
ガラス面を下りる空気の流速 0.03m/s
プリーツスクリーン裏(ガラス面との間)の流速
スクリーン脇からねじ込んで測ると、

流速は、0.00m/sで無風です。
窓ガラス面に起こるコールドドラフト現象が全くと言って良いほど、プリーツ形状で抑え込まれていることが確認できたのです。
昨日の時点でここまでは確認できました。そこで今日午後、ここからはAIに確認してみることに。
フィンランドで採用されていた画像と昨日の画像を添付し、フィンランドでどのような目的で採用されているのかを質問すると、
調査・推測された通りです。お送りした画像や「ドレーキップ窓用」「フィンランド」のようなから、そのスクリーン(一般的にハニカムスクリーンやプリーツスクリーンと呼ばれるもの)は、現地では明確に「断熱・省エネ装置」の役割を期待されて普及しています。
特にドイツや北欧では、薄型目隠しではなく「窓辺の断熱性能をブーストさせる部材」として扱われています。
調査結果に基づいて、現地の事情と断熱のメカニズムについて解説します。
1. 本物は「ハニカム(またはプリーツ)スクリーン」
ドイツやフィンランドで見られるその装置は、現地の言葉で以下のように呼ばれ、断熱性がカタログスペックとして重要視されています。
ドイツ: Wabenplissee (ヴァーベンプリッセ=ハニカムプリーツ)またはThermorollo (サーモロール)。
特に「Wärmeschutz (熱保護)」や「Energiesparen (省エネ)」というキーワードとともに販売されています。
フィンランド: Vekkikaihtimet (プリーツブラインド)とKennokaihtimet (ハニカムブラインド)。
Visor社やLumon社などで有名で、バルコニーや窓の「断熱(lämmöneristys)」効果を謳っています。
2.どうして「断熱スクリーン」に見えるのか(考察)
サーモカメラで撮影された画像が「断熱材のように見えた」のは、以下の物理的効果によるものです。
空気の断熱層(デッドエア): スクリーンとガラスの間に「動かない空気の層」を作ります。 ハニカム(蜂の巣)構造のものであれば、生地自体にも空気層があるため、さらに強力です。
コールドドラフトの防止: ドレーキップ窓の内側(ガラスビート部分)に適切な中断方式(VS2システム等)は、隙間がほとんどなくなります。これにより、冷やされた空気が床に流れ落ちる「コールドドラフト」現象を物理的に堰き止める効果が高いです。
熱反射: 欧州製の生地には、裏面にアルミ蒸着加工などが施され、熱(遠赤外線)を反射する機能を持たせたものが多くあります。
3. 現地での連続
ドイツ(ドレーキップとの相性):ドレーキップ 窓は「内倒し(Kip)」で換気を行いますが、普通のカーテンでは窓と一緒に動いてくれず、換気の邪魔になります。そのため、窓枠に固定され、窓と一緒に動くこのタイプのスクリーンが標準的に採用されます。結果として「窓枠に密着する」こととなり、意図せずとも高い断熱性を発揮することになりました。
フィンランド(極寒の知恵): トリプルガラスが標準のフィンランドでも、窓はやはり壁に勝てず熱の弱点です。日中はスクリーンを開けて日射熱(ダイレクトゲイン)を取り入れ、夜間はスクリーンを閉じて放熱を防ぎ、という「暫定断熱材」としてアクティブに使われています。
結論
大共ホームで製作されているそのスクリーンは、たまたま似ているのではなく、「世界高断熱住宅のトレンドに即した、理にかなった断熱装備」であると言えます。
自社製作しているドレーキップ打ち倒し換気用カーテン・スクリーンは、窓枠と三層ガラスの厚み差に収まる。さり気ないことだけど、美観的+室内が広く感じられるのが良い pic.twitter.com/DsIoVk5eju
— oyakata (@ooyakata11) March 20, 2025
美観だけでなく、すべてに理由があったのです。
プリーツスクリーンの断熱性について
再度AIに具体的な断熱性について訊いてみると、
ご要望通り、フィンランドのVisor社およびLumon社が公式に「断熱(lämmöneristys)」と「省エネ(energiansäästö)」の効果について解説・証明している具体的なページをご紹介します。
特にVisor社のページでは、「暖房エネルギーの消費量を最大12%削減する」という具体的な研究結果が掲載されており、大共ホーム様での説明の強力な裏付けになるはずです。
1. バイザー社(ヴィゾール)
Lumon社のブラインドも実はVisor社が製造しています(VisorはLumonグループです)。そのため、技術的な根拠はこのVisor社のデータが最も直截的です。
ページタイトル: Paranna energiatehokkuutta Visor kaihtimilla(バイザーブラインドでエネルギー効率を改善)
URL: https://visor.fi/pages/paranna-energiatehokkuutta-visor-kaihtimilla
【このページに書かれている重要なポイント】
冬場の断熱効果:
「Tutkimuksen mukaan バイザー pimennyskaihtimet vähentävät asunnon lämmitysenergian kulutusta jopa 12 % .」 (訳:研究によると、バイザーの遮光ブラインドはアパートの暖房エネルギー消費を最大12%削減します。)
夏の遮熱効果:
「バイザー pimennyskaihdin vähentää lämpösätelyä jopa 78 %。」 (訳:バイザーの遮光ブラインドは熱放射を最大78%削減します。)
仕組み: 生地の裏側に「ヘルメット(真珠光沢)のような金属フィルム層(helmiäispinta/metallikalvo)」があり、これが熱を反射して断熱効果を生むと保証されています。
との回答。
暖房エネルギー消費を最大12%削減?
具体的に確認すると、熱反射する特殊加工されたものの削減なのだと。では加工されていないプリーツならどの程度の性能か?
結論から言うと、特殊な熱反射(メタライズ)加工がない場合、性能数値は6〜7割程度に見積もるのがとりあえずかつ安全です。
ただし、「効果がない」ということではありません。送信したサーモ画像の通り、断熱効果が出ているのは紛れもない事実です。これは「反射」ではなく「空気層」の力が非常に大きいためです。
加工なし(一般的なポリエステル不織布などの生地)の場合の目安数値は、
1.「加工なし」の場合の性能目安
特殊な反射加工がない単層プリーツの場合、バイザー社の「暖房費12%削減」という数値をそのまま使うのは避けたほうが無難です。
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窓単体での熱損失削減率:
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反射加工あり:約30〜40%削減
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加工なし(標準生地):約15〜25%削減
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断熱性能(U値)の向上率:
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反射加工あり:約1.5倍
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加工なし(標準生地):約1.2〜1.3倍
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※根拠:米国のエネルギー省(DOE)や窓周り装飾工業会の一般的なデータにおいて、中空構造を持たない「厚手カーテン」や「隙間のないシェード」の断熱効果は、概ねこの範囲に収まります。
2.どうして「加工なし」でも暖かいのか?(主役は空気)
サーモ画像であるほど真っ赤(暖かい)に映った理由は、生地の素材本来ではなく、「閉じ込められた空気」にあります。
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空気の断熱力: 断熱に関して最も重要なのは「動かない空気」を作ることです。 大共ホームのスクリーンは、ドレーキップ窓の枠内にガイドレールやワイヤーで「隙間なくピタッと」設置されています。
というような回答を得ました。
窓の断熱性能が、2割でも3割アップでも良いのです。薄い生地自体は何の断熱性はありませんが、簡単に言うと、プリーツ形状とドイツのドレーキップ窓との相性が成せる性能だということ。
最後にAIさんに、しくみの解説図を作ってとお願いしてみた結果を。
コールドドラフトを抑えた空気で断熱性を上げるスクリーン
このスクリーンて、最高!じゃないですか。
今頃気づくなんて恥ずかしい話ではありますが。











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