今日は先日訪れたロサンゼルス郊外の住宅地の工事現場を少しだけ。
私がなぜいつも工事現場を見たいかというと、
断熱や構造、そしてそこに隠された工夫や配慮を発見したいからです。
工事現場ごとに建築業者も違えば作業技術者も違いますからね。
出来上がった住宅の素敵な空間。
その空間には、その空間をつくり出すための技術があるのです。
アメリカ住宅に多い曲面施工

壁の曲面や下がった壁のアールの施工法も参考になる。
アメリカ住宅の断熱施工

断熱施工も、どういう断熱材を使い、
どういうところに配慮された施工があるかも見たいポイント。


現場で見かけた断熱材。
この性能の違う断熱をどう使い分けするのかとかね。
そしてこの現場での発見で大きかったのがこれ。
アメリカ住宅でスパニッシュデザインをつくるこだわり構造

外周の構造壁が二重になっていたこと。
よく超高断熱のための断熱厚さを確保する目的で
二重壁にするケースは知っていましたが、ここは断熱目的ではありませんでした。
その目的は、

写真のように、窓をより奥深く見せたいがためです。
外観デザインには重要な窓の表現。
そのためには、二重の壁までやってしまうところがすごい。

家の表情をつくるために、
どこがポイントで、
それをどのような技術で実現するか。
そんなツボを発見するのが楽しいんですよねえ。
楽しいと言えば、私の予備実験・・またしても失敗。
というか、今朝データを取ろうとしたら大破してた・・;
まあ、このくらいのアクシデントはいつものことと、
ポジティブに考えながら、今日も新たに装置をつくってみた。
ちょい、改良はしたつもりなんだけど・・・
どうなることやら。。
2012年のアメリカの家報告は、
コメントを残す