業界紙で話題となっていることに、YKK APが、
トリプルガラス木製サッシを製品化とか
価格は樹脂窓の2倍程度らしい。
これまで輸入品か小規模メーカーが製造していた木製サッシ領域に、大手サッシメーカーであるYKKさんが7月下旬から、トリプルガラス木製窓「APW651」販売開始とのことで、大手の参入で木製サッシの普及が一気に進むか、今後の同行が注目される・・・とか。
記事によると、YKKさんて過去に木製サッシをルミウッド(88年)リナーテ(91年)エピソードウッド(02年)と3回製品化していたらしい。知らなかった。。
なので木聖サッシの製品投入は今回で4度目とか。
今回の製品の中で私が注目したのは、
外側がアルミのアルミクラッドの採用
優れた耐候性、メンテナンス性のためとのこと。
これをやると確かに高くなるはずだ。
もう一つ注目したのが、
トリプルガラスの中空層18mm アルゴンガス層
これは最近のドイツのアルゴンガス層18mmと同じになったことになる。
以前はアルゴンガス層厚の限界は16mmと聴いていたのに、ドイツでは18mmになっていたので不思議に感じていた部分だったけれど、今回の内容でなんか腑に落ちた感じです。
LIXILも2025年木製サッシ発売へ
リクシルもアルミクラッド木製サッシ発売するらしい。
記事にはないけど、当然トリプルガラスは採用してくるでしょうね。
このように、
主だった日本の大手サッシメーカーがここに来てトリプルガラス木製サッシを製品化するってどういうこと?てふと考えてしまいました。
木製への回帰? 需要が一定層見込めるからでしょうか。
当社が扱っていたトリプルガラス木製サッシ
当社も選択肢として打ち出した方が良いのかなあと悩んでしまう。
これは当社の無暖房の家シリーズに標準設定されていたトリプルガラスの木製サッシ。
木聖サッシには木の肌感というかそんな良さがありますからね。
外側がアルミというのは、YKK・LIXIL共に共通している。
外側アルミのアルミクラッド木製サッシにも二通りある。
アルミでフレーム強度を保つアメリカタイプ
あくまで木製フレームで強度保ちアルミは外部カバーと考えるヨーロッパタイプ
LIXILのアルミクラッドはスリムタイプとのことなので、アメリカタイプになるのかもしれません。
とすれば、フレームの見付けを細くして断熱性が数段高いガラス面割合を増やすことでサッシ性能を上げる傾向にある日本だから、フレームの断熱性能は期待できない。結果、結露しやすいことになるのではないかと。
ガラスはトリプルでもサッシの断熱性能を向上させるというよりは意匠性狙いなのでしょうか。
いずれ、個人的にも今後に注目せざる負えない動きではあります。
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