昨日の続きで今日も昔の蔵出し、壁の強度実験をば紹介。
- ツーバイフォーでも違う!<壁の強度編>
壁も床と同じく尺モジュール(関東間)、メーターモジュール、
北米型と3タイプの壁に加え、他に合板の張り方を変えたタイプも
用意して実験にのぞみました。壁はどうやって実験しようか・・・
と悩み、実行したのが↓のような状態。鉄骨の上に壁パネルを固定。水平に荷重を掛けていきます。
水平に荷重を掛けるのはいいのですが、その荷重をどうやって
測るのか!?ってことで私は悩んでいたのです。ところが、
スタッフと打合せると、いとも簡単に・・・「クレーンで引っ張りゃいいさ!クレーンには荷重計も付いてるし」
とあっけない結論。にしても私にはグットアイデアに思えました。
お金をかけず、試験機械を使わず実験をするなんてアイデアしか
ありませんからね。そして荷重をかけた時の壁の傾きは下げ振りの移動幅で計測。
お客様で行政の土木関係の部署にいらっしゃる方がこの写真を
見て笑いながら、「俺たちもデジタル計測器とか使うけど、これが
一番正確だったりするのよ!地場の工務店でこんなことまでする
とこないでしょ。よくやったよ、ほんと。」・・・笑われながら、褒められ・て・る??と不思議な気分でした。
すいません、思い出話は余計ですね。
そして、グググーっと引っ張り荷重をかけていくとどうなるか・・・
最初、窓の下隅部分の構造用合板が膨らみ始め、終いには
写真のように裂けてしまいます。仕事がら、大掛かりな実験結果
などでこのような報告書を見かけることはたまにありました。そんなとき書面を見ながら「そうなんだあ」と理解はします。でも
それは頭で受け付けただけ。実感として沸き起こってはきません。
私は頭で知ることが苦手です。構造のことに詳しい人に言わせると
「そんなものは構造計算すりゃあ、分かるでしょ!」って言います。私のような者には分かるだけでは、どうしてもダメです。実感や
体験できないと人に説明するのに力が入りません。結論言えば、
まあ、頭悪いんですけどね^^;何度言っても分からん奴だよなあ、とよく言われます。
百聞よりは一見! 一見よりは一体感! 体質ですかね。
こんなアナログな実験ですから、宣伝や広告などに使うはずもなく、
只々、スタッフみんなに自信が付いたのみです。そして壊す試験
ですから住宅に使えません。壊れた試験体は小屋の材料と
焚き木に化けました。それにしても高価な小屋と焚き木でしょ(悲)儲からないのもうなずけるってもんでしょ!(笑)
早く頭でわかる男になりたい。。。
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なぜかって・・・前のままでも変わらず見えるのですが
ランキングに反映されないようなので・・・
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