今日は、昨年に報告しそびれてしまった築20年の断熱リノベーション工事について、
施工後の温度状況含め、簡単にご報告しようかと^^

住まいながら、既存の住宅を高断熱化するリノベーション。
写真は、説明するまでもないとは思いますが、
左がビフォーで断熱施工前の住宅写真で、右が断熱施工後の住宅の完成写真です。
まるで、新築だよ~!!と喜んで頂けて私も嬉しい限りです。
メインの断熱性能値ですが、
施工前の住宅の断熱性能値 Ua値=0.54w/㎡K
施工後の住宅の断熱性能値 Ua値=0.17w/㎡K
断熱改修で、現在の岩手基準のほぼ3倍の性能値まで大幅UPです。
これこそが、断熱のリノベーションではないかと。
一般の方は、「数値を言われても・・・ねえ。」という声が聴こえてきそうなので、
お住まいの室温変化の一部を紹介いたします。
グラフは一日24時間分の温度推移です。

暖房を止めたのが、夕方の5時から翌朝の7時まで。
なぜ、5時に暖房を止められるのですか?とお聞きしました。
すると、
ご飯を炊くと、それだけで家が熱くなるので止めるのです。
止めても、就寝する時刻あたりには丁度よい温度になりますから。
とのこと。
確かに・・・
一番冷え込む夕から朝方まで、暖房していなくても室温をほぼキープできています。
夕方から朝方まで暖房無しの14時間で2℃ちょっとしか室温は下がっていませんので、
夜お休みになるにはちょうど良いのかもしれません。
ちなみに、我が家の就寝時の温度設定は19℃。
18℃だとちょっくら寒いと感じる場面があるわけで、、、
20℃だと暑すぎて暴れまくる感じで、、、
これが寝相の悪い私には、縦横無尽に布団をはだけられる程よい温度のようです^^;
最後に、
私がいつも大事にしたいと思っている湿度についても紹介しておきます。

加湿などせずとも、ほぼ50%前後をキープ。
乾燥が心配な冬の暖房期間、グラフでもわかるように、
乾燥しすぎるようなこともなく、快適&安眠の夜を与えてくれているようでほっとします。
私がなぜ湿度を大事に気にかけるかと言うと、
湿度が一番性能に正直だから、かな。
室温は暖房のパワーで調整できるけど、自然状態の室内湿度はそうはいかない。
力任せの暖房だと余計に乾燥してしまうので、
私的にはある意味湿度で性能を推し量っている面がありますね。
また、何かおもしろい変化があったらご報告します^^
あけましておめでとうございます。
今年も興味深い記事をお願いいたします。
今回もとても興味深く拝見いたしました。が、リノベーション前のデータがないと比較できないのが残念なところです。
ユーザーが知りたいのは費用対効果でしょうから、「これくらいの性能アップでこれくらいの費用が掛かりました」というものがあれば現実的に考えやすいと思います。
わたしも将来的には考えたい内容ですので。
hiroさん、明けましておめでとうございます。
はい、おっしゃる通りです。
室温推移のデータはこちらのお家の計画が昨年春から始まったのでデータはありません。ですが、工事着手前に断熱性能値は実測しています。完成時の性能値は予定シュミレーション値で、実測は段取りが整い次第近いうちに実施予定です。
コスト面はもう少しお待ちください。
試行錯誤しながらも多くのことをやり過ぎたので、新築の結果と見合わせながら絞り込む予定です。
コストパフォーマンスはかなり高いと思いますよ。
返信ありがとうございます。
この試行錯誤がいつもながら素晴らしいと思います。
常に先を先を考ていくこと、見習いたいです。