今日は屋外の騒音から室内環境を守る家の防音についてぺっこ。
住宅の驚きの防音性能
今日明日の見学会会場となっている家は、4車線の道路沿いにあり、

年度末だからか、切れることのないほど多くの車両が行き交う場所。
それが見学会場となっている家に入ると・・・
まったく気にならない、というか車両の走行音などまったく聴こえないと言っていい。
もし、明日見学にいらっしゃる予定の方にはぜひ試して頂きたいことの一つが、
窓の開閉での、窓の防音性能チェックではないかと。

窓を開けると・・・
お~、そうだった。ここは道路沿いだったよね。
と気づく。
そして、ゆっくり窓を閉めて、レバーハンドルを下げロック状態にすると、

騒音はまったく遮断され、車の行き交う映像だけがガラス越しに見える。
実際にドイツサッシの防音性能を確認してみてください
これまでも、何人かの施主さんから、
まったく道路の車の音がしないんで、ほんとびっくりですよ。
そんな言葉を頂きながら、これまで施主さんほどの驚きはなかった私でしたが、
恥ずかしい話、今回マジで実感してしまいました。
もちろん、こちらの家の窓はトリプルガラス、ちなみに我が家もトリプルガラスなんだけど・・・
これほどの0:100レベルの違いはない。
住宅地内の道路なのでそこをゆっくりとした走った場合でも、家の中が静かだと走行音はわかる。
んんん・・・ あまりに我が家とは違う。
この違いは一体何だべ!?
そして違いを生み出している要因を考えてみた。
トリプルガラスでも大違いな防音性能
先ず、ガラス3枚は同じとしてその他にある違いは・・・
➀ガラスとガラスの間のガス層が違う。
この家は16mm+16mmの32mm、我が家は9mm+9mmの18mm
②窓枠と建具枠の厚みと性能が違う。
この家は83mmの厚みで中は6層構造、我が家は木製アルミクラッド50mmほどの厚み、
窓枠の断熱性は、あり過ぎる程の格段の差がある。
③枠と開閉の建具との隙間を埋めるガスケットの質と数の違い
この家のガスケット太くしっかりしたものが3層、我が家は華奢なもの2層、、
この違いが一番大きいかもしれない。
④建具を閉め付け方の金具の違い
この家の窓はドレーキップ窓なので周囲4辺が満遍なく締め付けでき気密度は高い。
我が家は一辺締め付けなので、その他3辺の気密度に不完全ではないか。
⑤窓と構造体の取り付けのための隙間部分。
この家の窓の取付方法は特別仕様で、その部分をドイツの発泡テープ充填、かつ、
外断熱で巻込み覆っている。
これらはすべて、断熱性を上げるためのポイントと重なっている。
個人的な意見だけど、③ー④ー⑤の順での影響力ではないかと。
家の暖かさの性能と同じで、防音性能も見えない。
けれど、暖かさは肌へのやさしさで感じ、音は耳で聴くことはできる。
暖かさって、冬以外は感じにくいものだと思っていたけど、
音で利き分ける断熱性能の違いということもあるのかもしれません。
この機会に会場で、ぜひ利き分けてみてください^^
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