窓フェチな私が北欧を始めとしてヨーロッパで確認するのはとにかく窓。
住宅に限らず公的な建物や商業建築もです。
いつからか、窓からその国や地域での常識的断熱意識を推し量るようになりましたね。
そこで今日は、私が必ずと言ってチェックするホテルの窓について^^;

写真の窓は私が宿泊した部屋の窓です。
窓を開けようとしましたが、どうやら道具がなければ開けられそうにない仕掛け。
・・・・で、換気はどうすりゃいいんだべ?
と思い、カーテンを開け右の扉らしきものに触れてみると・・・

この扉を開けると写真のようなガラリが見え換気用扉になっていたことを知りました。
ルーバーは雨対策に外側への勾配となっており、
そのルーバーの外には防虫用のメッシュが貼ってありました。
なので、おいしい空気を入れたい、吸いたいと思うならぺっこ欲求不満になりそうかなと。
ではありますが、

窓のスペックは、木製の二重建具タイプの計3層ガラスの窓となっています。
写真手前内側の建具がペアガラス、外側がシングルガラスとなっており、
私がヘルシンキスタイルと呼んでいるスタンダードなタイプでした。
建具の木の色のくすみ具合から、どれだけ昔からこうだったのか・・・
さすがです。

この写真はホテルの通路に当たる窓。

FIXの三層ガラス。
三層ガラスを木枠に埋め込んでいるこの施工の納めに感心してしまいます。
その他、ドライブインも、お店も、ホテルの窓のように二重建具だったりしますが、
いずれ3枚ガラスは何十年も前からの常識なんだろうと思います。
いつか紹介することになるかわかりませんが、
80年前の建物でさえもオリジナルのままで三層ガラスでしたから。
岩手は・・・
40年くらい前まで一枚ガラス、せいぜいガラス建具を入れて2層ガラスだったでしょうか。
この住まいに関する常識の遅れ、開きはどこで生まれたのか・・・
なんて、そんな風に考えている時間的余裕はないかもしれません。
22世紀に受け入れられる建物や家って・・・
と考えてみたほうが早そうです。
そのヒントを、
今週末の見学会で見つけることができるかもしれません。
興味のある方は見学会で確認体感してみてくださいね^^
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