土地探してます👀

kamaです。

お家づくりのお手伝いをする仕事をしておりますが、お家のこと以外でも、色々と悩まされます。

その悩みの一つは、『土地』です。
お家を建てるには当然土地が必要になりますが、常に悩まされるのは、お家を建てることができる売地がとても少ないということです。

 

建て替えや、すでに土地をお持ちの方よりも、土地購入と同時にお家を建てられる方のほうが多いので、常にお客様の要望に合う土地を探しています。
ですが、要望に合う土地というのはなかなか見つかりません!

要望に合う土地といっても、決して難しい要望とかではなく、『要望に合う=誰が見ても良い土地』という感じなので、すぐに売れてしまいます。
当然ですが条件の良い土地は競合が多く、争奪戦です。

そのような理由から、不動産屋さんが公に出している売地情報だけでは限界がありますので、自ら更地や空き家が建っている土地の所有者様を調べて、売って頂けないか、直接交渉をさせて頂くことが多いです。
が、そう簡単にはいきません。

交渉が上手くいかない理由は様々ありますが、
1番もどかしいのが、土地の所有者様が現在どこに住んでいるのか不明な時です。

所有者様と連絡をとる際には、登記簿に記載されている所有者様の住所を確認し、連絡をとらせて頂くのですが、登記簿に記載されている所有者様の住所が『更地になっている・空き家になっている・購入したい土地の住所のままになっている』といった、現在所有者様がどこにいるのかが把握できないケースがかなり多いです。

全国のうち、このような所有者不明土地が占める割合は九州本島の大きさに匹敵するそうです(なんてもったいない!)。

これはお家を建てるだけでなく、公共事業や民間取引、土地の利活用の妨げになってしまいますし、空き家の場合は隣接土地へ悪影響を及ぼす場合もあります😢

このような事態を解消するため、法律が改正されていくそうなのですが、
・相続登記の申請の義務化(令和6年4月1日施行)
・住所等の変更登記の義務化(令和8年4月までに施行)
・相続土地国庫帰属制度の創設(令和5年4月施行)
etc…
といった法律が、今後段階的に施行されます。

一つでも多くの土地が、その土地を必要としている人によって、上手く活用されていければ良いなと切に願います。

ちなみに、
・相隣関係の見直し(令和5年4月施行)
というのも施行されるのですが、これは、隣地の竹木の枝が越境しており催促しても切除されない・竹木の所有者やその所在を調査しても分からない・・といった場合には、越境された土地の所有者が自らその枝を切り取ることができるというものです。
所有者不明の隣地の木の枝が越境していて、建築工事が進まない・・なんてことは無くなりますのので、これも嬉しいですね!

所有者不明ということ以外でも、問題を抱えている土地というのは多く、お客様に土地を紹介する時はとても慎重になります。

私が1番買いたくない土地は、近くに○○な人が住んでいる土地です(/_;)
これは住んでからでないと分からない事が多いと思うので、ドキドキですね!!
ご近所さんとは上手くやっていきたいですねー(*‘ω‘ *)

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