ただでさえ岩手は寒いのに、今日の強風は痛すぎました。
強風の日って、ほんの少しのすきま風で肌に冷気を感じたり
冷えの対流を感じたりしませんか?
築20年弱を迎える我が家も昔はそんなこと感じなかったと思うのに、
今では家人が「すきま風が寒い!」というようになりました^^;;
その殆どの要因が、玄関ドアのすきま風、窓からのすきま風。。
風がない時は室内と屋外の温度差によって起こるのですが、
それはさほど感じないので、
風による風圧がどれだけ大きいかということがわかります。
このように経年で玄関や窓にすきま風を感じるようになるのは、
窓の建具部分と枠部分の取り合いの隙間を埋めるゴム:
ガスケットの硬化劣化が考えられます。
我が家で言えば完璧これ。
もしくは窓建具と窓枠のずれが多少あるかもです。
というわけですきま風が気になる方は、
風の強い日に、そんなところに注目してみるのもいいかもしれません。
今日は太陽と蓄熱との付き合い方についてぺっこだけ。
数日前の実験棟から。
午後2時前の各断熱レベルごとの温度です。
断熱10㎝タイプは寒すぎて論外として、左から2番目はオーバーヒートぎみで、
4番目の25℃はぺっこ暑め、この時刻で一番良さげなのが3番目かと。
それで、この後の温度に注目です。
最高温度こそ違えど、
断熱厚20㎝Ⅱと断熱厚40㎝は概ね温度下降推移は重なっています。
温度上昇時は断熱厚20㎝Ⅱが遅めですけどね。
この二つには蓄熱機能を持たせてあり、二つの断熱性能差を埋めるには、
どの程度の蓄熱量の違いを持たせたらいいかを探ってきたわけで、
この点は最終ゴールが見えた感じかな。
ここまでは良いとして、
裏メニューである青は、私の目論見とはまだまだ違う。。
まあ、そう都合よくはいかないべね(笑
蓄熱と言えば、先日のサステナブル賞受賞邸でも配慮されています。
実験棟の場合はダイレクトゲインと言って太陽の熱を直接利用するタイプ。
受賞邸の場合は、
太陽と住宅との間にウィンターガーデンという
陽射しとの緩衝スペースを設けたことです。
写真の窓の向こう側に、そのウィンターガーデンがあります。
写真のように窓を閉め切った状態だと室内は、
ウィンターガーデンの温度変化の影響を殆ど受けません。
例えば、太陽の熱を直接採り込みたい真冬なら、
写真のように日中に堺の窓を開けておけばいい。
真冬前後なら、
日中にため込んでおいた陽射しの熱を夜になったら窓を開けて採り込めばいい。
陽射しのある日中なら閉め切っていると30℃を超えるので、
この場所で雪景色を眺めながらTシャツで常夏の気分を味わってもいい。
個人的はここに子ども用のプールを置きたいけど(笑
妄想は妄想として実生活は別ですよね。
実際はこの空間、お洗濯がすぐ乾く、
ので洗濯物を干すのにフル活用のようです^^
このスペースの利点は利用できる温度範囲と時間帯が広く、
且つコントロールしやすいこと。
最低気温-10℃、真冬日並みのこんな日でも、
温度グラフから午前9時過ぎから午後4時くらいまで、
30℃前後で夏気分を味わえるのがわかるでしょうか。
岩手の冬を太陽の熱っこと戯れながら暮らす、
そんな住宅を追い求めたいですね^^
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