昨日と同じく名前なしフォルダにあったフィンランドのヘルシンキの写真から
これもライブドアブログ当時に紹介済みではあるけど、内容は今でもかなり重要なので再紹介ということで。
充填断熱+外張り断熱の層厚で400mm超
ありそう。

すごいよね、この断熱厚は。細身の人なら断熱層の中に入りそうだもの(笑
この写真から、住宅の断熱構造に関するポイントは、
①板状の高密度グラスウールを使ったケースであること。
②外張り断熱層を敢えて2層にしていること。
③塗り壁仕上げでも外壁通気層を確保していること。
ドイツなら通気層を設けず直仕上げにするところなのに、
北欧と同じく当社も同様に通気層を確保している。
これはあくまで断熱の構造サンプルだからなのか、グラスウールと外壁材の荷重の支持方法がわからない。
と思ったら・・・

こ、この黒いのは・・・ 何?
胴縁を支持する部材のようだけど・・ 私の知識レベルではしくみが良くわからない。
もしかしたら・・・
外壁荷重の支持もだけど断熱材の下がりを防ぐ支持機能も備えてるのかもしれません。
北欧住宅の外張り200mm断熱

外張り断熱100mm厚が2枚重なっているのがわかりますか?
ここで私が観るポイントは、
①ウレタン断熱材であること
②ウレタン断熱100mm×2層
ここでも外張り層は2層であること。厚くても薄くても外張りは2層が理想か。
③窓周囲の防水に対する納まり
この状態では屋外側窓枠などどのように納められるのか意味不明。
ですが、

外壁材は巾はぎタイプ木製サイディング。
そしてここでの最大の興味は、
この200mm断熱と外壁をどのように支持するのか? ということ。
なんだけど、これもあくまでサンプルだからなのか、そのしかけについては見えない。
ここで200mm断熱をどのように施工するのか?
この当時は50mm前後しかできていなかった頃なので、外張り100mm前後可能となっている現在とは観えかたは違うのが不思議だ。
当社最高の断熱スペックの外張り断熱も2層張り。外壁通気層もある。ここまでは同じ。
100mm断熱を可能にしたとは言え、現在の施工法では・・・200mmはムリがある。
としても・・・
もしよ。もし200mm断熱を実現させるとしたら・・・ どうする?
・・・ ・・・ ・・・ ♪
あれ? れれれ?
もしかして、可能性あるかも?
と思えてきた。
うん、なんか面白くなってきたべ。
10年前と同じもの観ているのに10年前と今では観えかたが違うって・・
ぺっこ、おとなになったということかな(笑
なら、今から10年後に同じもの観たらまた違うのが観えたりする? ま、それはないか(笑
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