岩手県遠野市で高気密高断熱住宅の一日フレーミング

今朝の空には一点の曇りもなく岩手山もくっきりのフレーミング日和。

岩手県遠野市にて高気密高断熱住宅の祝一日上棟!

雪の残る早池峰山が見え、早池峰から注がれるからか、ここまで澄み切った川は最近見ていなかったなあと思い起させてくれるほど、川の水の何ともきれいなこと。作業前だったので流れる水音に暫し癒されうまい空気を吸わせていただきました。

今日の一日フレーミングは午後4時終了とのこと。
見守って下さった施主さんに感謝。
そして今日一日みんなお疲れさまでした!

いつもなら7時半には開始する組み立て作業も8時過ぎになり、それまでの時間周囲を観察。すると、

先ず目に入ったのが、現場お隣に建つこの土蔵。

岩手県遠野のフレーミング住宅隣地にあった土蔵の画像
こういうスタイルの土蔵を見たのは初めて。
最初どんな目的で外側に縦横に組まれているのだろう・・?
なんて観ていましたが、たぶん土蔵様式とかではなく単に土蔵が傷まないように屋根をかけた。というのではないかと。

これに似たものでは、神社のやぐらを守るために上屋を建てるのと同じで、土蔵が古くなり雨漏りとか傷みが進んだことに対する対策です。きっと。

もう一つ気になったものが、現場すぐそばにあった慰霊碑。

岩手県遠野市慰霊碑1の画像
慰霊碑右奥にパネルを積んだ当社のトラックが見えますよね。その脇にあるものだから否応なく視界に入ります。高さ3メートルはありそうな立派な石で建てられているってそうはありません。

そこで近寄り見てみると、

 明治42年4月1日建立

と大きな字で刻まれています。

もっと細かい部分までよく観ると・・・

岩手県遠野市慰霊碑2の画像
附馬牛村

在郷軍人

とあり、

この慰霊碑の左後方には、戦病死者と書かれた石碑に名が連ねられています。

そこに刻まれた名の手前に、

日清戦争  シベリヤ出征  満州事変 

と続きます。
日清戦争での名前二つ、シベリヤ出征ではお一人の名が刻まれているのですが、満州事変で刻まれた名前は4、50名ほどではないかと。それに地域名ごとに纏めてあります。

これらのことをなぜか知りたくなり調べてみました。

附馬牛村について

附馬牛村(つきもうしむらと読みます)の沿革 ウィキペディアより
1889年(明治22年)4月1日 – 町村制施行にともない、上附馬牛村・下附馬牛村・安居台村・東禅寺村の計4か村が合併して西閉伊郡附馬牛村が発足。
1896年(明治29年)3月29日 – 西閉伊郡と南閉伊郡が合併して上閉伊郡が発足。上閉伊郡附馬牛村となる。
 ※建立されたのはこの間になる。
1954年(昭和29年)12月1日 – 遠野町・青笹村・綾織村・小友村・上郷村・土淵村・松崎村と合併し、遠野市となる。

在郷軍人とは

平時は民間にあって生業につき、戦時・事変に際しては、必要に応じて召集され国防に任ずる予備役などの軍人のことです。 市の兵事係には「在郷軍人名簿」があり、召集のために国が所在を管理していた。

日清戦争: 1894年(明治27年)7月25日から1895年(明治28年)4月17日

シベリア出征:1917年(大正6年)に起こった「ロシア革命」(ロシア帝国内におけるクーデター)に対する干渉戦争のことです。 1918年(大正7年)、シベリアでのチェコスロバキア軍の救出を名目に、アメリカ、イギリス、フランス、日本の連合軍が出兵。

満州事変:1931年(昭和6)9月18日を発端とし,狭義には33年5月31日塘沽(タンクー)停戦協定までの期間,広義には37年7月7日蘆溝橋事件による日中戦争全面化までの期間。

とすると、

明治42年に建立された大きな慰霊碑は日清戦争の犠牲者二人のためだったことがわかります。
そして戦病死者名が刻まれた石碑は1937年以降に建てられたものなのかもしれないし、在郷軍人会令と徴兵制が廃止あれたのが1945年(昭和20年)なのでそれ以降なのかもしれません。

当時の方たちに思いを馳せることができて、久しぶりに今日は濃い一日だったかと。

大きな歴史と地域の歴史を繋いでみるのも良いですよね。

そこで最後に、遠野の見所ポイントをAIさんに聞いてみました。

岩手県遠野市のSNS映えポイントとなる場所

  1. かっぱ淵: この神秘的な雰囲気のある池は、河童の像や美しい自然が映える背景を提供し、特にSNSでの写真投稿に人気です。

  2. 遠野ふるさと村: 伝統的なかやぶき屋根の家屋が並ぶこの野外博物館は、昔ながらの日本の風景を背景にした写真に最適で、訪れた人々には特に人気の撮影スポットです。

  3. 道の駅とおの: 地元の食材や工芸品を取り扱うこの場所は、地元の色彩豊かな商品や、美しい建築と自然の景観が融合したスポットとしてSNSで注目されています。

  4. 遠野物語の館: 遠野の伝説や民話にちなんだ展示があるこの施設は、教育的で興味深い内容とともに、美しい建築やインテリアで訪問者の写真撮影欲を刺激します。

  5. 福泉寺: この静かな寺院は、その歴史的な建築と季節ごとに変わる自然の景観が、訪れる人々に深い印象を与え、写真撮影にも最適です。

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