海外で初めて刺激を受けたのはアメリカの住宅だった。
豪華な住宅ばかりを見たせいもある。
その豪華な住宅の安さにも驚かされたけど、
いともなくつくってしまうアメリカの建築技術に強い興味が生まれた。
日本とは違う住意識、自由な発想、それを実現するのが技術や技能だ。
主に引違い窓と縦辷出し窓、それも単窓しか使っていなかった
私たちにはかなりな刺激。

この写真のように、棟近くに天窓をとる発想もなかった。

何より、日本になかったのは連窓などのコンビネーションの窓。
複数の窓を組み合わせ一体の窓デザインにしてしまうアメリカ。

ボウウインドウも憧れになった。
曲面やRラインの窓に加え、窓を美しく見えるポイントとして、
窓フレームの太さを合せること、
窓ガラス面の線を揃えることを知った。

窓配置は、日本のように陽射し重視ではなく、見える景色が外観の見栄えが重視される。
だから、景色がいいとなれば北側でも惜しげもなく窓を大きく美しくとる。

テラスへのフレンチドアもポイント。
引違のテラス戸と比べて線や面が揃うことでより美しく見える。
そして、きれいなだけの窓ではなかった。
日本では2重サッシが主流の20年前当時、
もう既にLow-Eアルゴンガス入りのペアガラスだったのだ。
Low-E?アルゴン?・・ なにそれ??
三枚ガラスまでもあるの?
それが窓の美しさと性能への興味の始まり。
知らないままでいる者の幸せもあるけど、
知った者には義務があるような。。。
あるのを知っているだけでは無責任になる?
そんな自問自答の末、
あるなら、届けねば。
そんなことで輸入が始まった。
まあ、ほんとうの試練はここからだったのだけど(笑
ときどきね、初心に帰る。
そんな時も必要ですよね^^
2012年のアメリカの家報告は、
僕も仕事柄アメリカに行くことが多く、一般家庭にも、大金持ちのお宅にもおじゃましたことがあるのですが、単純にときめきます。
それを仕事にしてしまった親方、素敵すぎます。
KENKENさん、
そう言われっと、
おしょうすぐ(恥ずかしく)なんべぇす^^;
確かに私たちの仕事はときめきがいつもそばにありますから、
すごく恵まれてますよね。