ここ数日前からスタッフ用の玄関ホールに、
何枚かの塗り壁のサンプルボードが置かれている。

おっ、いいじゃん! いい風合いになってるじゃないの。
壁女子なかなかやるなあ。
・・・・、個人的には左かなあ♪ などとその時一人勝手に眺め、
後日、サンプル作ったスタッフに、
下の仕上げのサンプルなかなかいい感じだじゃないの。
と声をかけると、
え、サンプルって?
いや、あの下にある汚しのサンプルのことさ。
ええ~!? あれは仕上げのサンプルじゃありませんよぉ。
汚れ落としの実験用ですぅ。
と返ってきた。。
聞けば、汚れに対してどの処理方法が一番良いのか実験するためだと言う。
処理方法には汚れにもよるが、大きくは二通りあるのだがそれ用なんだとか。
汚れ具合の違いごとに5枚ほどつくったそうなのだ。
あ、、、そぅ、あれは汚れ落とし用なの・・
オレなら、あの汚れならきれいになんてせずそのままでいいかな、、(笑
壁はきれいなのが全てと言うわけじゃないですからね、


以前、海外で見せてもらったこんな壁だってある。
こういうのを見せられれば見せられるほど、
表現する技法って奥深すぎて底が見えなくなる。。
なので私等はまずシンプルなエージングのバリエーションを増やすことかな。
過去、初めてチャレンジしたPX-Ⅰ。

この壁の裏側は何度も試し塗りした場所。
もっと汚くていいんです、もっと汚してください!
との施主さんの要望に応えての失敗作の痕跡がしっかりと^^;

石風トリムもうっすらとエイジング。
こういう感覚的な仕上げって、正直同じものはできない。
機械でプリントするわけじゃない、手作業だから。
許容範囲を頂かないとできない仕上げかな。
完璧な仕上げを求める方には手仕上げはおススメできません。
こういうのってね、完璧じゃないからいいんです!
そう言ってもらえないとできない。
子どもが完璧だったら私ならコワい。
完璧な大人にも出会ったことがないですし。
人のやることに完璧はありませんし、いつだって伸び代がある。
だからこそ、愛着・愛情がより深くなるのかもしれません^^
私なんか・・・
いつも半端モンの変人扱いだけど(笑
岩手の注文住宅なら。
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