ヨーロッパから高断熱サッシを輸入するようになってから20年近くなる。
ヨーロッパから初めて木製サッシをお試し輸入した時にわかったことだけど、ガラスもこちらの要望に応じてペアガラスでもトリプルガラスでもOK、求める性能に応じてガラス間(ガス層)を2mm単位で注文できる、加えて何ならガラススペーサーまで性能に応じてカスタマイズしてくれるほどの自由度があること。
アメリカから輸入しているサッシではそんな自由さはなかった。
北米のサッシに慣れてしまっている自分が最も驚かされた違いが、
ドレーキップ窓の金具はどのメーカーのものでも使える互換性
これには驚かされた。願ったり叶ったりだった。
というのも、長いことアメリカのサッシメーカーと取引していると、M&Aによりメーカーのサッシが無くなってしまうのは珍しいことではなかった。すると何が困るかというと同時に金具類も無くなってしまうこと。金具や付属部品がないとメンテナンスが出来なくなるのだ。初期はディストリビューターが持つ在庫から調達できたりするけども、それもやがて限界になり・・
何なんだ、アメリカって。簡単にM&Aばかりで。
とぼやいていたかと(笑
そんな経験があったので、採用した金具メーカーがもし無くなったとしても他メーカーのものでメンテナンスできるって・・・ ヨーロッパのサッシ業界の仕組みって凄いわ!
ユーザーも安心して輸入サッシを使えるしくみがある。そうであるならそれが一番。
てことで本格的に輸入するようになったかな。
ところがです、最近もっと凄いことがわかったかもしれません。
異なるメーカー間の高断熱サッシ樹脂枠にも互換性?
以前輸入していた高断熱樹脂サッシはシューコーと言います。現在はゲランというメーカー。これらをプルファイルメーカーと呼びますが、
このガラスを押さえる押縁と呼んでいるものをもう片方のメーカーの枠に差し込んでみると・・・
なんと、合ってしまったですよ。
凄くないですか。
この押縁しか試していませんが、部材同士の連結部まで互換性があるとしたらですよ。
もう鬼に金棒です(笑
もし、すべてにおいて互換性があるとしたらこんな有難い自由度ってないのではないかと。
というわけで、次はガスケットで試してみようかと。
ガスケット合うようであれば木製サッシにもいけると思うので。
私たちが知らないだけでまだまだノウハウが秘められているのかもしれません。
最後に、
再掲ですがこの動画インスタリールは再生回数過去記録を塗り替えてしまいました。
再生回数233万回 いいね!数2.2万回 更新中!です。
手前味噌な話だけれど彼らの能力は日本で上位に入るレベルとは思う。最近インスタに2×4本場の🇺🇸や🇨🇦の何十万フォロワ持ちの彼ら同業からのフォローがいくつか。コメ等からも彼らの能力って…もしかしたら本場にも誇れるレベルなのかもしれない。 pic.twitter.com/DSfIoLeFs0
— oyakata (@ooyakata11) January 27, 2024
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