子どもたちに必要な運動量を補える家づくり

田舎育ちの子ども時代なら、山・川・田んぼ・畑・校庭・体育館がいつでも遊べるフィールドだった。

小さい頃なら夏は川でカジカ取りを教わり、小学になり川を自力で泳ぎ切れるように目上の人たちが教え守ってくれていた。

春秋は山遊びが中心で木登りや基地づくりにかくれんぼ、家の周囲で缶けり、だるまさんがころんだ、石けり、小学になり野球・サッカー・ドッチボールと球技が入ってくる。その遊びに誘ってくれ教えてくれるのは4,5才目上の人たち。

冬はお手製の竹スキー、ゴム長靴にバンドで取り付けるスケート、時に丸太を積んで滑るそり遊び。

望めばそんな遊びだけで一年中を埋め尽くすことができた。
たまにはインでトランプ、すごろく、花札くらいはやってたけど(笑

校庭だって誰の許可も必要ない、暗くなるまで遊べたし、体育館だって当時は日曜日でも自由に使えたのだけど・・あれはなぜ使えたかは今ではよくわからんけど。

今から思えば、この環境はかなり贅沢なことだったのだとわかる。

それが今じゃ、校庭は土曜日曜とか自由に使えないらしいし、体育館なんかはもってのほか。
公園で遊べばうるさいとクレーム入り、遊具を撤去してしまうケースまであるらしい。
いずれ住宅地で子どもたち数人が集まり鬼ごっこでもしてキャーキャー声を上げでもしたら近所から怒られるのかもしれない。

昔は子どもたちの歓声で叱られることもない、むしろそうであって欲しいと大人たちは見守ってくれていたような気がする。だからあんなに田舎なのに山に川に子どもたちの声がこだまして獣たちも山から下りて来なかったのではないか。今じゃ子どもたちの歓声どころか人の声もしないせいか住宅地にまでやってくるようになり、クマが危険、イノシシが危険とニュースで騒いでしまうって・・ 何かがおかしい。

と思うのは昭和育ちの私だけかもしれませんが、昔の良き時代を語ったところで今の問題は解決しません。

子どもたちの外での遊び場所が年々狭まっているのは確かなこと。
運動しようと思えば許可が要る。思い立ったときには遊ぶ場所がない。
だから必然的に自宅内にいる時間が多くなる。

ある調査によると、放課後に過ごす時間のトップが自宅で80%とも90%とも。
これで成長期に必要な運動量をまかなえるとは思えない。

となると、

自宅で運動量を補えるようにしてあげたい。

と考えるのは自然の流れなのかもしれません。

住宅内に雲梯の画像
写真のような雲梯があれば、小学校くらいから運動して遊べる。小さいうちはブランコ下げたっていいしね。
おとなだってぶら下がり健康法に使える(笑

時には、洗濯物に浸食されることもあるかもしれないけど・・

これからの家づくりには、家族みんなが楽しめる小さな体育館が必要なのかもしれません。

今週末の見学会で確認できます

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