最初に、当社見学会PRから。
「無暖房の家」シリーズ 青い窓の家

岩手県盛岡市東中野にて、12月13・14日(土日)完成見学会
を予定しています。
当社最高の断熱スペックの家なので、冬の今、体感するにはもってこいです。
断熱だけでなく、日射遮蔽にも配慮した家。窓の奥行の中に隠された断熱施工の秘密を現地で直に確認してみていただけたら嬉しいですね。
ほんとうに難解な窓のこと
充填断熱と付加断熱に国産サッシの一般的施工は以下の通りです。
実は先日、展示会ネタからXにこんな投稿をしてしまいました。
高断熱のトリプルガラス樹脂サッシ、壁に付けたら暖かい窓になる。そして写真のように内付施工すれば更に暖かくなるのが窓。
AとBタイプ、あなたならどちらを選ぶかな? pic.twitter.com/aBZsK5sl94
— oyakata (@ooyakata11) November 28, 2025
ここに改めて画像を紹介すると、
この投稿を見た広報担当スタッフが、
あれ同じじゃないんですか?
理解できてないのにリツイートできないです。
ごめん、ごめん、難しいよね。設計さんに聞いてみて。と伝え、その翌日、
左右逆転しただけじゃないの?
フィン場所形状が違うのでは?
〇〇さんと▽▽さんはそう言ってまして、、、結局わかんないです。
というではないですか!?これはやばい!ってことでスタッフ向けに解説画像を作らねば!
というのが下の画像になります。
A・Bどちらも半外付けサッシを内付けにする最新の窓システムで、ここから私が気付けたのは4つの違いですが、もっとあるのかもしれません。
大きくはサッシ断面とガラス・施工に分かれます。
トリプルガラス樹脂サッシ断面の事実関係
サッシ断面B(半外付けタイプを内付け)
➀枠は 4層構造、室内側の樹脂肉厚も厚い(数値)
➁枠と建具のかみ合わせ部(内外ガスケットを挟む部分)も B の方がボリューム大(紫〇)
③躯体への掛かり代は A と大差ない
④ガラスの芯位置は A より外寄り(赤線)
結果、
・サッシ枠そのものの断熱性能 Uf値 は B の方が良くなりやすい。
・室内側枠の表面温度も B が有利になりやすい。
ここまで観て、Aとなりかけましたが・・
サッシ断面A(半外付けタイプを内付け)
➀枠は 3層構造で B よりシンプル(数値)
➁室内側肉厚は B ほど分厚くない(紫〇)
③ただし ガラス芯は B より室内側に寄っている(赤線)
④サッシ枠内側を窓枠で半分程覆っている(赤〇)
・ガラスラインを内側に寄せるのはガラス面の冷えを室内側から感じにくい構成。
・コールドダウンドラフト抑制や、座ったときの体感には A が有利そう。
「サッシだけを見たら B が性能が良い」の意味
ここで言う「サッシだけ」は、
枠の Uf値(サッシ枠断熱性能)枠と障子とガラスを含めた 工場試験での
Uw(取付前のサッシ断熱性能)を指しています。
この条件なら、
B の方が空気室が多い(4層)、室内側肉厚が厚い、かみ合わせ部の樹脂ボリュームも大きい
ので、窓性能試験で測る「窓本体の Uw」だけ比べればB の方が良い数値が出る可能性が高い。
だけれど・・真意は違うのではないかと推測。
ガラス芯位置が少し外寄りでも、
Ug 自体は同じトリプルなら変わりませんし、
枠まわりの熱抵抗が上がる分、トータルでは B に分がある、
当社ががこだわっている
Uw_installed = Ug・Uf に ψinstall を足し込んだ「取り付け後の窓」を意識した「窓まわりシステム」として観ると・・
Aサッシが、
・サッシも含めた断熱ラインを理想に近づけるためにガラスラインが室内側に寄っているとしたら・・
・内部側の窓枠でサッシ枠を覆うことでサッシ層一つ減らしても良いということは、ψinstall を小さく抑えやすい
Bサッシは、
サッシ本体の Uw は B の方がわずかに良い
しかし
取付け後の Uw_installed・窓際体感温度は A の納まりの方が有利
という逆転が起こり得るということではないかと。
だとしたら・・・
日本のサッシも、サッシだけの断熱性能ではなく、取付後の窓全体の性能値を意識し始めたということ。
窓周囲熱橋とかヒートブリッジ、ψinstall、UWinstalledとかのワードは一切出て来ていませんが、それは恐らく他メーカーへの配慮?ではないかと。
過去からずっと観ていると、シックハウス問題もそう、IHの電磁波問題もそう、一部メーカーだけが良い性能だとしてもそのメーカーはそれを謳い文句にすることは一度もありませんでした。海外メーカーは別ですけど。いずれその業界で一社だけ問題点をクローズアップすることはないようです。
だから、世の話題にならなかろうが、問題点は自社能力で見つけ解決するしかないのです。
正直、私たちが気付けてないことって一体どれだけあるのかわかりません。地道に少しずつでも見つけてより良い暮らしに変えていきたいものです。将来にわたって評価されることはないかもしれませんけどね。
最後に。
窓の違いは分からなかった広報担当でしたが、これは理解できました!と言ってくれた窓周囲のヒートブリッジ解説を。









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