計算されない高断熱サッシ&窓の盲点

高断熱サッシは、高断熱の窓をつくるわけじゃない?

岩手では一般化しつつある?三層ガラスの高断熱樹脂サッシ。

サッシの断熱性能を示すUw値は、特別なガラスを使用したタイプならU値0.5台とかあるが、普及レベルのトリプルガラスの樹脂サッシではUw=0.8前後からUw=1.0前後ではないかと。

10年近く前、ヨーロッパでは窓の周囲にあるヒートブリッジ、サッシを住宅に据え付けた結果の窓性能を重視するようになっていることを知った。
それまでの私なら、サッシフレームの性能値Uf値、ガスケットの数やガラス周囲にあるヒートブリッジ対策とかのために、


サッシフレーム部材、ガラス性能、ガラススペーサーを組み合わせ、あとはサッシデザインとサッシサイズを入力すれば、画像のような個別の窓の断熱性能を簡単に計算できるアプリで遊んでいた頃だ。

ちなみに、ガラススペーサーの性能は画像の中では下から2番目。Psi値ともψ値とも表される線で計算される熱損失性能のこと。その性能に一つ上の4.48mを掛け算した値がこのサッシの場合のガラススペーサーの熱損失量ということになる。

サッシの断熱性能は、サッシが住宅に据えられた後の窓の断熱性能ではなかった。

「サッシの断熱性能=住宅の窓の断熱性能」 ではないのだ。

住宅に据えられたサッシの外?、窓周囲にガラススペーサーと同じように線状のヒートブリッジがあったのだ。このことは、日本では誰も教えてくれない高断熱サッシの盲点だった。

わかりいい画像は、こちらのサイトの図を見てみてほしい。

サッシ単体の断熱性能のほかに、”installation ψw”というものがあるのを。

ガラススペーサーなら、各スペーサーを製造しているメーカーが提示する性能値を採用すればいいだけだが、窓のψinstallとなれば、サッシを取付施工してるのは住宅メーカーなり工務店自身なのだから、自分たちでしかわかりようがない。

ところが、

これが、問題だとわかっても・・・ 

対策したとしても・・・ 

数値化できないことには・・・

やっていることの違いも効果もわからない。

そんなことで、我流でもいいから何とか数値化してみることにした。


数か月もこんな画像とデータを見ていると、自分なりのルールもできてきて、その結果、

はじき出された数値を海外のデータとすり合わせてみるとほぼほぼいい感じになった。

左が日本の木造住宅で一般的な半外付けと言われるサッシの取付方法、
右が当社で一番多い取付方法を測定し計算してみた結果。
(※画像はイメージなので適当)

この熱損失量を住宅にある全窓面積にかけ、断熱計算にプラスすればより実態に近い住宅の断熱性能値値を得られるはず。

とは、思ったのだが・・・

但し、よく断熱試験に使われるこの窓サイズ(w1690×H1370)って・・・
実際最近の住宅では使われてなくないか?

そんなことから、当社で居室の高窓に採用しているサイズ(W750×H1250)でちょこっと計算してみてびっくり!


半外付けサッシ(w1690×h1370)で、サッシの断熱性能Uw=0.9と仮定すると、このサイズの場合で住宅への取付後の窓性能Uwinstalled=1.42となる。
これを縦辷り出しサッシ(w750×h1250)にすると、サッシの断熱性能は概ね1割下がるとして、Uw=0.99にして住宅への取付後を簡単に計算してみると・・・

窓の断熱性能Uwinstaiied=1.82 になってしまった。

サッシの断熱性能が・・・ 住宅に据えた窓性能Uwinstailledになると・・・

Uw=0.9 → 1.82 。 性能半分になる!?

 ほんとかよ!??

 これじゃあ、性能低いペアガラスサッシと同じでねえの!?

計算とか何か間違っている?
これは・・デマです!くらいに受け取ってもらえたらいいかも。

でも、こういうことに気づかず知らず、今まで住宅を建ててきたとしたら・・・

俺たちって・・・何なんだろ。。

なんか、情けなる。

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