住宅の雨だれ対策としての窓下水切りって。

 おい、また雨かよぉ・・

個人的に4日に1回雨が降るみたいに思っていたのですが、その逆だったようなこのお盆休み。

線状降水帯と言われるようになったのはいつ頃からだかわからないけれど、状況を把握するため雨雲レーダーをチェックすると我がふるさとドンピシャだけど・・と不安な思いで眺めた翌日に墓参り。そこで降水量を川を観てチェック。

sites/2/2022/08/IMG_2082.jpgの画像

道路下のなぎ倒された雑草を見て、

 ここまで上がったのかあ・・

数年前の台風時水位より2m程低めで済んだようでほっとした。だけどこうも日を開けずに警戒レベルが発せられていると、どうも感覚が鈍ってしまう。

休み期間中に芝刈りせねばと思うも、タイミングを外しっ放しなのに今日も雨。、

ということで、今日は住宅の中にある小さな雨対策ネタを(笑

住宅で雨を意識すれば大きくは屋根の防水、次に外壁周りの防水となるわけだけど、防水に加えて外壁をできるだけ雨に濡らさず外壁の汚れや劣化を抑える役割を担うのが屋根の軒の出。軒の出寸法は屋根勾配とも密接に関係しますが、今日はそこではなく、軒の出の次に外壁を濡らさないために当社が気を遣ってきた部分、窓下の水切りについてぺっこ(少し)。

窓下水切の出幅の画像

窓下部ラインで外壁面よりせりだした部分、これが窓下の水切り。

住宅をきれいに維持するための窓下水切り

ヨーロッパからサッシだけを輸入し始めた当初、この水切りは板金加工していた。実際に施工し始めてリアルに比較対象ができるようになると、ヨーロッパに行くたびに窓の納まりの一部として窓下の水切りをチェックするようになった。

この頃からだろうか、

 ヨーロッパの外壁がきれいなのは、この水切りのおかげなのかもしれない。

と思うようになったのは。

古い建物だとこの水切りが石だったりレンガだったりする。とりいあえずこの水切りの出幅を必ずチェックするようにしていると、新しい住宅で使われる水切りのほとんどはアルミの既製品であることがわかった。

雨だれを防ぐ窓下水切りの奥行サイズとは

その後当然、納まりの良い専用の水切り材を輸入しよう!となった。そこで問題になったのが水切りの出幅を含めた水切りの奥行サイズの選択。既製品なのであるサイズの中から選択しなければならない。これは外壁面からサッシが取り付けられる位置によっても違ってくるわけだし・・・悩みどころだった。

そこで考えたのが、

水切のサイズを絞り、断熱スペックの違いによって生じる外壁面とサッシの取り付け位置を水切りに合わせて変えるというもの。この方法なら水切り出幅も自在にコントロールできるのだから、外壁面の汚れや劣化を抑えるべく大きくせり出すことだって可能になる。

これは、サッシの取り付け位置を自在にできる取り付け金具のあるヨーロッパならではのナイスアイデアだべ!と思った。

そんなことから我が家の断熱改修工事の際、大きくせり出す選択をしてみると・・・想定外のことが。
人によって感じ方は違うにしても過剰なせり出しは避けた方がいいと思える結果だった。

その後窓周囲のヒートブリッジの問題を解決すべく再び選択された新たな水切りサイズが、まもなく当社のスタンダードになる。

そしてこの窓の水切り下に隠れている新たなスペックがあるけれど、
その秘密のスペックについては今週末予定の家づくり教室でお伝えしようかと。

・・・・

とは言うものの、

私たちが未だ知らない、気づけてないことってあとどんだけあるんだか。。

よりいい暮らしのために、

必要ならいつだって変わるのがスタンダード。これでいいのかもしれない。

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6 件のコメント

    • 勉強熱心ではないですよ、昔から。
      何を扱うにしても黄金律みたいな領域を見つけたいだけですかね(笑

  • 雨音も、外の様子がわかっていいような気もしますが、気になる人は気になるんでしょうね。

    • 私も音でわかった方が良いと考える方なのですが・・・
      屋内からの雑音が気になるもので^^;

  • ごぶさたしております。
    この水切り、最近の大共さんの家でよく見るので気になっていました。なるほどです。
    我が家は、サッシが壁面より出ているので、雨だれがサッシ枠に当たって、結構音がします。
    そういう対策にもなっているのかなあ、と思い拝見いたしました。
    うちの近所で新築工事が始まったようで、何かうれしいです。

    • こちらこそ、ご無沙汰しております。
      当社の家づくりの変化をチェックしてみて頂いているなんてちょっと嬉しいですね。ありがとうございます。
      ご近所での工事、工事車両等でご迷惑をおかけすると思いますが、しばらくの間どうかよろしくお願いいたします。

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