2022年 高断熱住宅の一日フレーミング納め
今日は岩手県盛岡市内にて今年最後の一日フレーミング。
今日は特に予定せず気軽に足を運べる近さ車で10分かからない現場。
私が足を運んだのは昼過ぎ。
午前の状況は以下の営業ブログを確認してみてください。
岩手の高断熱住宅建築中!~盛岡市~1日フレーミング

今回の屋根パネルは大きいのでなかなか迫力あります。
事務所を出る時、小降りの雨になってきて心配したのですが・・・

不思議なことに現場ではほとんど降っていない。
そこに工場からやってきたサッシの調整担当Oが、
なんかすごいですよ。
おれ、来るとき他所は土砂ぶりだったのに、ここだけ降ってないんですよ。
とのこと。

2022年ラストの一日フレーミングは、天に守られながら終えられるって、なんか有難い気分になるものですね。

たまには現場内からスタッフらの様子を。
今日も無事に予定通り終了との報告。
今日も一日、おつかれさまでした!
ここで今日は、
現場に見える当社独自の窓周囲のヒートブリッジ対策の一つを紹介したいと思います。。
外張り断熱材の端材利用で窓の断熱性を向上

窓周囲に起こるヒートブリッジ対策は私にとって10年来の悲願でしたから(笑
窓下に見えるの青いシートの下に隠れているもの、それが断熱材です。
青いシートは外張り断熱材の外側に貼られているハウスラップと言われるシート。これは窓下に設けられる2次防水の下張り用にと使用することにしたものです。最新のヨーロッパの窓には2次防水が施されていることを知ったからですが、ここで、
どうせ、ヨーロッパのように2次防水施工するなら・・・
ヨーロッパのように窓下もヒートブリッジ対策を一緒にできたらいいよね。
てことに。
そこで、設計・現場監督・外断熱施工の若いスタッフ3名に次回の技術会議までに検討してくれるようにお願いしたその結果が今写真の窓下なのです。
通常、窓下は下枠と言われる木部に直接サッシを乗せているのですが、ここではサッシと下枠の間に外張り断熱材で使用しているフェノールフォーム厚さ50mmを工場で事前に挟み込んであります。こうして置くことでこの後の外張り断熱工程の際に、窓下のこの断熱部分まで伸ばして貼ると・・・
外張り断熱層から一体で窓下枠を覆い包むことができるわけです。
ここでリスクがあるとしたら、重いドイツ製サッシの重みで断熱材がつぶれ建付けに支障があるのかも?てことでしたが、工場で確認したところ問題ないとの結果に。
確かにね、ドイツサッシの場合、取り付け自体が窓両サイドと窓上の3方で取り付け強度を保つようになっているので問題はないのでしょうね。
そして、何より一番うれしかったのが、
これまで外張り断熱施工で出た端材、お金をかけて捨てていたその端材を利用しよう!となったこと。
前の現場で出た端材を外張り施工技術者が廃棄する前に使えるサイズのものをその場で使用巾にカットし工場に届けるという仕組みにしたことで、断熱性アップにかかる材料代はタダになったわけです。それに廃棄代削減もかな。
小さいけれど、こういうことの積み重ねが一番大事なのではないかと。
味も変わらず食べられるのに廃棄されてしまう野菜と同じように、住宅現場でも端材などの廃棄物は年々増えているような気がします。
木材の端材や段ボール、それらの活用ももっと真剣に考えてみないとダメですね。
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