岩手は本格的な冬を迎え、いよいよ高断熱住宅の良し悪しを肌で感じられるようになりました。
窓周囲にヒートブリッジ対策を施工した窓

こうして写真を見ると、窓の青さに目線を引かれてしまうはずですが、
私の場合は窓周囲に伏せ込まれたヒートブリッジ対策施工と2次防水施工を振り返りながら感慨深げに見てしまうのですよ。
2012年疑問の始まりから始まった窓の弱点対策
設計、工場、現場監督、現場社員大工スタッフたちが何度も集まってアイデアを出し合い、部材や施工手順を検討し何度も修正したなあ、って。
昨年12月:窓周囲のヒートブリッジ対策施工に関する特許が決まった
あれからもうね、あっという間に1年経ってしまいました(笑
今年年初では取得した特許施工のみでのスタートを予定しました。けど、どうせやるならドイツレベルにしたいよね、てことで変更を重ねるうちにここまで来てしまった。まだ若干やりたいことはあるけれど、ドイツレベルの基本の考え方は網羅されていると思います。何より若手チームのアイデア、断熱材の端材利用で最後を締めくくってくれたのがうれしかったですね。
自分たちが手をかけ汗して作りあげたものだから大事に扱ってくれると思うし、必要なら今後も改良していってくれるでしょうしね。
これからの冬に開催する見学会で、窓周囲に何かが隠れているんだな、ってことで温かさの中にある違いを感じてもらえたらうれしいですね。
最後に、
当社住宅展示場で計測している窓周囲の温度推移を縦に重ねてみたものを。
一般施工の窓 v.s プチヒートブリッジ対策施工の窓

通常施工が上の温度推移、ヒートブリッジ対策をお試しでプチ施工してみたものが下の温度推移。
今では数段レベルアップされていますが、対策初期の簡単な配慮でも何か違う?ってことは感じてもらえるのではないでしょうか。
この温度の違いを肌感で感じるか?と言われれば・・ 微妙かな(笑
住宅全体からしたら一つひとつは小さなものでもそれを積み重ね続けたら・・・その違いは、いつかは明らかに分かってくるようになる、と思いたいですね。
単なる暖かさではなく、カラダの細胞がごく自然に欲するようなカラダの芯から温まる上質の暖かさを。
たくさんの方に体感してもらえるように、スタッフみんなでもっと精進しないとね。
日々精進親方そのものですね~
日々ホッピーにて精進中ですけど(笑