今週末、見学会を開催します。
岩手県滝沢市にて、新しい窓スタイルの見学会

基礎が見えないだけで、家ってきれいに見えるって知っていましたか?
欧米の家がきれいに見えるのは、地上にできるだけ基礎を出さないよう配慮されているからです。ですが、日本の建築基準法では欧米のように簡単にはできませんので工夫が必要になります。その一つの手段として写真のようにデッキを利用もして基礎を見えなくするという手があります。外観がすっきりして見えませんか?
1・2階通しの一体窓もしっくり見える。
窓下に基礎が見えていると見た目通し窓が宙に浮いてしまうけれど、こうしてデッキがあることでしっくり納まります。地に足がついた感じっていうのかな?
海外の住宅をずっと見続けてきて日本との大きな違いと感じたのは窓。連窓コンビネーションの豊富なアメリカの窓に驚かされ、そしてヨーロッパの窓連結システムに驚かされます。日本のように見た目寄せ集めるだけの連窓ではない、いくつも窓を一体として組み上げるしくみや技術があるのです。
窓が変わらなければ、日本の性能もデザインも変わりようがないのだと思うようになりました。だからアメリカからサッシを輸入するようになり、今ではより高い性能を求めてヨーロッパにシフトしたわけですが。
連窓デザインのある家
これはアメリカで手徹底的に学ばせてもらいました。
大きく開くフォールディングドアのある家
日本の高断熱タイプの樹脂サッシにはない開きタイプで、何連窓にも思のまま組めるのが欧米の凄いところです。
1・2階通し窓デザインのある家
これはヨーロッパでモダンな家やスタイリッシュな家だなって思ってみてしまう家にはデザインポイントとなっていることを知り、これも日本のサッシにはなかったのでぜひ取り入れてみたかったかな。
余白デザインの窓のある家
これもかっこいい窓だな、って見てしまう家にあるのはわかっていてもその仕組みが分からず、延び延びになっておりましたけど、何とか念願叶ったということです(笑
このように海外には普通にあるのに、日本のサッシしか知らないとその範囲でしか選べない。そんな寂しい話はありませんからね。日本の窓をもっと自由にしたいというか、そんな衝動にかられてここまでたどり着けたかと。
それもこれもできるようになれたのは、住宅をパネル化していたからかな。
パネル化していなければここまで持ってこれなかったし、20年以上前からずっと壁パネルにサッシを組み込むことをイメージしてましたから。
イメージしてもこうして実現できるようになるまでに、なんと20年。
振り返ると・・長い!なあ(笑
このような経過を辿りつつ、新たな窓デザインができましたので、気になる方はぜひ見学してみてください。
その他、人気のフォールディングテラスドアに、2階には高窓フォールディングもありますのでそれぞれ操作性を確認しながら、どんな空気が流れ込むのかご自身の肌で感じてみてほしいですね。
無垢材や漆喰で仕上げられた空気感の体感もですね。
岩手県滝沢市の高断熱住宅見学会場でお会いしましょう!
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