先日のワイナリーの話の続きを。
私はワインをときどき飲むものの、白と赤の違いくらいしか知らなかった。
というか、白と赤の違いさえも知らなかった。
知らずに飲みやすいからとの理由で、海外便では白しか飲んだことはない。

ワイナリーにはゲストルーム的なホールがあり、
そこで写真の彼が私達にワインについて教えてくれたのです。
カウンターにはボトルが一本。
もうすぐ試飲ができるべ!と期待は急上昇。
ですが、彼のプレゼンは意外と長かった、、(笑
ですが白と赤の違いって、
白は皮を剥いて実だけを使ってつくるのだけど、
赤は皮ごと全部がワインになるのだそうですよ。
赤ブドウ、白ブドウの違いだけではなかったのです。。;
プレゼンが終わり、いよいよ飲める?
と思ったら、ワイナリーを案内して頂けるというので見学させてもらいました。

ワイナリーの中は中央が地下2階まで吹抜け。
下に見えるステンレスタンクが発酵槽。
発酵すると30℃くらいまで温度が上昇するので、
タンク周囲に水を流し25℃まで下げるのだそうです。
タンクの底に溜まったかすを下から取り出し再度上からタンクに戻す。
それを何度か繰り返すとアルコールが濃厚になるのだとか。
このタンクでの発酵期間は、12~15日間くらい。
それから樽に移して2回目の発酵工程へ。

この地下2階にて14℃に保たれ、一週間に一度樽を回して管理。
この工程で酸味やにおいを安定させるそうです。
この樽での期間は1年。
最初は新しい樽から始まり、数か月おきに古い樽へと順に入れ替えていく。
新しい樽のままだと木のにおいが強くなり過ぎるからなそうですが、
・・・・
結構小まめに手がかかてるものですねぇ・・

土面をむき出しにすることで温度だけでなく
湿度調整も行われているのでしょうね。
樽はフランスのオーク材、樽一つ、€400ちょっとで使用期間5~6年。
ここで使い古しをいくつか譲って貰えないべか?てなセコイこと考えたのですが・・・
残念、、
昔は廃棄してたけど、今はワインの匂いがついたバーボンウィスキーが人気で、
使い古しの樽を高値で引き取ってくれるとか。。
もしワイン樽が欲しかったら、バーボンの醸造工場が狙い目なのかもしれません^^
その後はボトルに移して醸成させる期間へ。

このように積み上げられておりました。
ここで一つ。
ボトルは横にしなければならない!そうです。
(立ててちゃダメなんだあ・・)
この状態でワインはコルクを通して空気と触れて醸成。
ワインが変わるためにほんの少しの空気が必要で、
空気が多いと酢になってしまうのだそうです。
樽の場合でもオーク材を通して適度に酸素と触れているわけ。
ボトルで醸成させる期間は、
普通のワイナリは2年だそうですが、こちらではなんと4年。
樽1年にボトルに4年、計5年ですよ。
ここまで教えてもらいましたからね。
ワインの試飲にも気合いが入るというものです。

先ずは匂いを。
一つのグラスにワインを注ぎ、グラス内周囲をワインで浸し、
ワイン自体は他のグラスに移す。
それから最初のグラスの匂いを楽しむのです。
一通り匂いを楽しんだあとに、各グラスにワインを注ぎグラスをくるくる(笑
この時ワインの見極め方を教えてくれました。

レッスン1、
コルクの栓とボトルの間に滲んでいるのはダメなもの。

レッスン2、
グラスを傾け白色とかを背景にワインの縁を見る。
この縁が白いのは若いワイン。
レッスン3、
味見は舌の先と舌の奥両脇下で感じるもの。
・・・・・・
と、ここまで教えてもらってもピンと来ない私でした。。
でもね、
利きワインできない素人の私でも、気分だけなら味わえますからね。
これからは、
このワインの生い立ちって・・・
てなストーリーくらいは想像しながら飲んであげたいですね。
岩手のハウスメーカーなら。
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