先ずは今朝の当社住宅展示場の温度を。
今朝の7時半過ぎの状況。
住宅展示場の窓ガラス、今朝は氷結とまでは行かず濡れていた状況。
昨夕の室温と比較してみてください。
室温が1℃ほど下がっています。
その他の温湿度等は興味がある方はチェックして観てください^^;
そして今日、完成したばかりお家チェック。
ウォールナット杢目柄の樹脂枠、トリプルガラスには格子付き。
ホワイト色ほど格子が強調されるわけではありませんが、これはこれでこのさり気なさ感が良いのかもしれません。
家のなかに入ってみても暖房してなくても全然寒い感じもなく、
いよいよ、これからだなあ、当社の真骨頂が発揮されるのは♪
などとつい一人肌感覚をチェックしてしまうもので(笑
そして今日の本ネタ。
リール動画にコメントがあったのでそのことについて。
リールに「ビニールの役目は?」との質問が。気密防湿層の連続性を確保のため主に間仕切壁が接する外周部と2階天井に施す先張りシート。20年前なら在来ツーバイ共によく見かけたもの。外張断熱で気密が取れるので見かけ無くなった?防湿という役割はあるのでまだ残している。 pic.twitter.com/ZdNngtGryD
— oyakata (@ooyakata11) November 13, 2023
当社の1日フレーミング時に目につく白いシート。
もうね、当社では当たり前になり過ぎて説明することもなかった先張りシートについての質問でした。
20年前位まではよく家の上棟作業をしている他メーカーさんの現場を通りかかると、
おっ、この会社先張りシートしてるんだ。
あぁぁ、この会社先張りシートしていないんだあ、
みたいに高気密・高断熱に真面目な会社かそうでない会社かの判断基準になっていましたね。
在来でも胴差・梁部に先張りシート貼ってから組んでいたものです。
ここでふと気づきましたよ。
そう言えば、最近先張りシートしてる上棟現場に出くわしたことないよなあ。
先張りシートって、充填断熱のみで高断熱化している頃の高気密化手法の主流でしたからね。
今や、現場発泡ウレタンの採用や付加断熱と言われる外張り断熱によって気密は格段に上がりましたので気密化するための役割は小さくなったのも事実かもしれません。
でもです、壁の中への湿気の侵入を防ぐ役割はまだ残っていると私は考えています。
無暖房シリーズレベルになると、地域によっては防湿層は不要とのデータもありますが、それでも壁体内に湿気が入らないに越したことはないのではないかと思うわけです。
今後も施工法は移り変わっていくのでしょうが、室内壁内の湿気については大事に扱い過ぎだと思えたことが一度もないのですよ。それだけまだ自分が分かっていないということでもあるのだけど。。
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①防湿シート+壁構成部材の抵抗値を変化させ万一壁内に入っても外に排出がされやすくする考え
②発泡ウレタン後も防湿シートを必ず貼付(経年等を考慮したリスク回避)
③外壁材の縦貼り時はダブル胴縁(格子状)を採用(確実な湿気排出経路の確保)
ナミダタケ事件が再発する時代ではないと思いますが、生活で発生する大量(4人家族6㍑/日)の水蒸気の処理、向き合い方は建築屋の腕にかかっていますね
みみたこさんの仰せの通りで、
水も湿気も防ぐのが原則。万一入ったとしても排出する機能を持たせることですよね。