自分の中で今後の窓を考える上で整理しておかねばと思い、できるできないに関わらずサッシサンプルを倉庫から引っ張り出してみた。
できるできないに関わらずというのは、現在の日本ではできないという意味で。
並べてみて・・・ ??と気付いたこと。
サッシ枠の高さが違う!!
スケールで測ってみると・・
左が当社で今採用しているドイツサッシ。
真ん中と右端のタイプがここ数年前?6年くらい前かな、新製品として届いていたサンプル。
届いた都度断面形状等チェックし、使わない使えないのならと倉庫にしまっていたものたち。
こうして並べてみて始めたサッシ枠の見付幅が違っていたことに気付くって・・
自分の間抜けさは相変わらず健在かと(笑
測ってみると、15mmずつ幅が広くなっている?って・・
なんで?と思ったわけ。
だって、ドイツのサッシ枠だって枠の断熱性能が高いと言ってもトリプルガラスよりまだ低いわけで、、
国産サッシなら尚更で、
日本のサッシはサッシ見付けを細く、性能の高いガラス面比率を上げ断熱性UPした側面がある。逆に🇩🇪サッシは写真左から右へとサッシ枠見付けを広げ進化している。最新?(でもないか笑)の右は開閉できるのに建具枠は見えない。
この違いはどうしてなんだろ?#サッシ高断熱化の不思議 pic.twitter.com/Ux2rFtPHW0— oyakata (@ooyakata11) November 7, 2023
このように思うわけ。
それで先日のつぶやきから・・
窓周囲の熱橋対策は、ドイツのように外張り断熱層でサッシ枠全部を覆ってしまうのがサッシ枠性能UPにもなるので理想ではあるけれど…
奥二重に見える窓もそれはそれでいいかもなあ、、なんて、性能と見た目の狭間で悩んだりするわけですよ笑 pic.twitter.com/CNUcHZdR4d— oyakata (@ooyakata11) November 3, 2023
窓周囲のヒートブリッジ対策のために、ドイツ始め北欧では外張り断熱層でサッシ枠を覆うのは当たり前になりつつある。あとは全部覆うか途中のどこまで覆うかだけのことなんだよね。
左二つはサッシ枠を外張り断熱層で覆ったとしてもまだ建具枠は見えていますが、
一番右端のは最新の開閉機構では開閉の建具枠が見えてないでしょ。というか建具枠のないガラス扉かな。
もうね、どう考えても右二つの見付幅は断熱で覆う面積を増やすためとしか考えられないのではないかと。
これはあくまで個人の仮説で、開発者にはもっと奥深い意図が隠れているかもしれませんが(笑
さあ、これからの窓をどうしていくべきなんだろう?
ボトルキープ1000本目の秋田の「麦焼酎あいぼう」お伴に妄想するわけ。
そして、
あれ~? あ、あ~れ~? もしかして?
てことを思い起こしてしまった。
ここ最近、何回か紹介しているドイツサッシの断面。
建具枠にはウレタン断熱材が充填されているのに、サッシ枠の方にはウレタン注入はない。
断熱性能を強化するために建具枠に断熱充填してるなら、
なぜ、サッシ枠のほうには断熱充填しないのだろう?
これはずっと疑問に思っていたけど、強度上の問題などあるのだろう、位に流していたかな。
このことは、ずっと勘違いしていたのかもしれない。と。
このサッシの開発者たちの意図は、
建具枠は外張り断熱で覆えないよね、
だから建具枠の断熱は俺たちがUPしてやろうぜ!
但し、サッシ枠の断熱性能確保は施工する建築屋であるお前たちでもできる仕事だよね。
だからその調理法(取付法)はお前たちに任せるから。
とのメッセージだったのだと。
だとすれば、右二つだけではなく左からすべてのサッシ枠が一貫して、
窓周囲のヒートブリッジ対策とサッシ枠の断熱性向上は施工者側に委ねられていた。
ということかあ!
てことで自分としては腑に落ちる確信に近いものになったかもしれません。
あくまであいぼうとの妄想だけど(笑
恐るべし麦焼酎あいぼうの効力!
あいぼうでギネスってあり?ですかね(笑