真の応援者

仮設住宅の2期目の現場が始まっている。

仮設住宅の現場

今回の建築場所は山田。

一昨日の夜、県外から大工さん二組8人の方々が応援に駆けつけてくれた。
一組の大工さんは車で18時間、もう一組は12時間かけて盛岡に着いた。
そのうちの一人は車中が長かったため腰が痛いという。
それだけの時間と身体的負担を負ってまで来てくれた。
ほんとうにありがたいことだ。

到着時間が違う彼らをそれぞれ迎え、労いの言葉をかけると、

こんな時やからなあ、
わしらもできることしかできんけど、行かにゃならんと思ったさけな。
声をかけてもろただけありがたいがな。

この言葉を聞いた時、つい涙腺が緩んでしまった。
ほんとうにすごい人たちだ。
そして彼らの心意気と行動力に頭が下がる。

盛岡に一泊してもらい、翌朝5時出発で現場へ向かう車中、
「この二期目の仮設住宅を請けて良かったのだ」と思った。

というのも、
実は、今回の仮設住宅を引受けるにあたってはかなり悩んだ。
私たちには現在進行中の家がある。
お施主様方の厚意や協力のお陰で仮設住宅にスタッフを向けている。
その気持ちに甘えてばかりもいられない、そう思ったからだ。

それでも、結果は受けることを決めた。
その理由には経緯や状況はいろいろあるが、
できる人がやらなければならないから。
ただこの一点に尽きる。
なおさら自分たちの地元のことだ。

だから今回は、県外の人たちに広く応援をお願いすることにした。
先日の出張の集まりの際もそうだけど、
県外の親交のある社長さん達に協力をお願いした。

何とかやってみましょう!と言ってくれた社長さんたち。
そしてその社長さん達の意をくみ、
気持ちを同じくして馳せ参じてくれた職人さんたち。

今日新たに、秋田の社長さんと共に応援に来てくれた4人の大工さんたち。
この人たちもまた、抱えていた工事のお施主さんたちの協力を得、
そして家族の協力を得て参じてくれている。

当社の社内でもそう。
事務所内で仮設現場のバックアップするスタッフがいて、
そのスタッフの本来の業務を間接的にバックアップスタッフたちがいる。
先日のスタッフの子の子のように、直接的間接的は関係ない。
事務所で、そして家庭で、その他見守ってくれたり支えてくれている人すべて、

皆、応援者です。

本当に、ありがとうございます。

お会いしている方にも、お会いしたことのない方にも、
皆さんのお気持ちに、心より感謝申し上げます。

このご恩を決して忘れないように、私たちも心して届けたいと思います。

岩手のハウスメーカーなら。

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