無落雪住宅じゃない! 雪の落ちない屋根

最近雪が毎日のようにちらついてきた。
積雪地域にあっては雪の処理と軒の凍結の問題は避けては通れない。

屋根の雪対策は住宅地に家を建てるときの重要課題。
家を初めて建てる人からはあまり要望として持ち上がってはこない。
せいぜい玄関の前に雪を落とさないように
屋根の傾きを配慮するくらいが関の山かもしれない。

アドバイスしても反応がにぶい。
ところが、さすが苦痛体験をともなってきた家の建替えの場合は違っている。
屋根からの落雪によって車が傷ついた、フェンスを壊した、
隣の敷地に雪が落ちて付き合いが険悪になった、
など、少なからず苦い体験を持っている。

加えて屋根から落ちた雪かき労働の大変さも身にしみている。
今、雪の落ちない屋根材がいい。
雪止めをつけるのではない。
雪止めをつけなくても雪は落ちない屋根材なのだ。

この素材はこれからの冬の時期にしか説明しにくい。
夏に説明してもピンとこない。
冬のこの時期だから確認できる素材のひとつだ。
断熱性能に偏らず、凍結対策と雪対策を忘れないでほしい。

その対策法も冬にしか確認しようがない。
わたしもアプローチの凍結対策を怠った一人。
商売柄、ベストな対策法を探しあぐねてすでに7年。
家族からのひんしゅくをかいながら憂鬱になる季節でもある。

家を建てるときには、実体験はなくとも体験者である建替えの人から
真摯に学ぶことも大切なことのようです。

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