高断熱住宅に建て替えるための家の解体祭

今日は家の建て替えのための解体祭がありました。

高断熱住宅に建て替えのための解体祭

築30数年の解体する前に、これまでお世話になった思い出の詰まった家へのお礼の意味を込めての神事。

特に傷んでいるとかボロボロになっているなんてことはほとんどないし、きれいに住まわれていたことは家を見ればわかります。

ではなぜ家を建て替えるのでしょうか。
その理由は、古くなったからでも傷んでいるからでもありません。

家の中が冬に寒くてしょうがないから。

という理由がほとんどです。

では、何を基準に建て替える決断をされるのか。

建て替えされる皆さん、同じなのですが、

築年数と年齢と相談してのようです。

幾分年齢の方がウェイトは大きいかもしれません。
今ここでやらなければずっと暖かい家には住めないから。

今日の家も一見すると、数年くらい前の一般の断熱住宅レベルではないかと。
樹脂サッシのペアガラス、当時では先駆けだったのではないでしょうか。
訊けば、親戚が建材屋さんに務めていた関係で勧めてくれたサッシや断熱材を使ったのだとか。当時大工さんたちが「初めて見た、どう使うんだ?」と苦労していたとのこと。

どんな良い食材も料理人次第。と同じことが言えそうで、どんなに良い断熱素材も扱う工務店次第で結果は変わるのです。

私たちも暖かい家支える断熱素材たちの旨味を最大に、なんならそれ以上になるように心してかからなければなりません。

暖かな暮らしを実現した施主さん家族の笑う姿をイメージして。

昨日6月1日朝の当社の住宅展示場は、

高断熱住宅恒例の高断熱窓ガラス外側が結露を。

住宅展示場6月に外側結露

例年8月後半からのイメージですが、過去にこの時期もあったかどうかの記憶は曖昧。いずれこの時期珍しいのではないかと。

そして今日は、北陸の方からお問い合わせをいただきました。

こっちまで出張して断熱工事をやってくれないか。

 ごめんなさい、岩手県内もしくは条件が整って隣県までが限度です。

だったらどうやって断熱施工しているのか教えてほしい。

 それをお教えしたとしても施工する方しだいではないかと思います。

とお応えし、施工の情報を得られる足がかりになると思われる点だけお伝えし電話を終えました。

訊けば、

とにかく寒い!冬は-2℃にもなる。8年前に外張り断熱で建てたのだけど、寒いくてしょうがない。
自分でいろいろ調べ自分でも断熱計算してみたがUA値0.56。これでこんなに寒いのだからなんとかもっと断熱を高める方法を模索していると。

でも思いました。
こういう方って全国にどれくらいいるのだろう?って。

何もできないけれど、暖かい暮らしに行き着いて欲しいです。

2 件のコメント

    • 有難いお話ですけどね、当社にそんな力はありませんので本当に申し訳ないことです。

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