岩手の住宅のための、直輸入コンテナ入庫!

当社は直輸入をし始めてから30年近くになる。

輸入元は以前はアメリカだったが現在は主にヨーロッパ。

輸入材荷受け1

そのヨーロッパから20ftコンテナが今日工場に届いたとのこと。明日は40ftコンテナが届くはず。
注文してから半年、やっと海を渡って届いたわけだ。

昔アメリカから輸入していた頃なら注文してから工場入荷まで2か月だった。海上は2週間、今は1週間らしいけど。
ヨーロッパも当初は材料なら4か月程度だったのが最近は経由することが多いとのことで経由となれば1か月位は余計にかかるらしい。それが原因かもしれない。

うちの場合、パネル工場を持つより直輸入開始のほうが早かった。
それが最初の失敗(笑
倉庫・運搬機能を持たない状態で地方の小さな工務店が建材を直輸入するとどうなるか?
倉庫を借りて、現場への出荷・運搬を委託して建材を現場に運搬する度に費用が嵩み大赤字。

第2の失敗は、部材などの小さなものでも不足が発生しただけでも現場工程は遅れる。それは困るので航空便で飛ばす。それがチリも積もればで合計したら大きな金額になる。コンテナで輸入したものがいくら安く仕入れられたとしてもそれ以外の間接費用が掛かるなら意味がない。

そこで少し割高になるけど20ftコンテナで小まめに輸入するようにして航空便手配を無くした。一番忙しい時期で2コンテナ/月に輸入するようになって間接費用はかなり小さくなった。

輸入に関する部分で間接費用を一番抑えられたのは工場の存在は一番大きい。
倉庫機能に荷受けのためのフォークリフト、配送のためのトラックが、小さくても例えぼろくてもパネル工場にその機能だけはあるので。

その機能を使い、パネル運搬の時に可能なものは運搬するようにしたことで、一般の資材運搬コストよりも費用は抑えられるようになっている。

工場には2台のフォークリフトがある。
これは輸入コンテナから荷物を引っ張り出すのにちょうどいい。

本当はコンテナとの高低差を埋めるドックハイなるものを設置すればいいのけど、フォークリフト2台でコンテナから荷だしできるのなら余計な設備は掛けないに越したことはない。そんなことで今あるもので代用できるものはそれで。というのが工場での考え方になっている。

だから一般の方がイメージする工場と言えるような工場ではない。

輸入機能併設な多機能工場。簡単に言えば何でも屋みたいなものかな(笑

輸入材荷受 2
輸入って以前は写真のように木枠で梱包するものが多かった。
これだけでン万円かかる。
なので一枚目の写真のようにラッピングで済ませられるものはラッピングで輸入すると余計な費用は掛からない。木枠って最後焚き付けにするか、費用掛けて廃棄することになるので・・

以上、親方の輸入こぼれ話でした。

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