今日の遊びのテーマの流れで、
そう言えば・・・15年前の古いアプリなら出来たんじゃなかったっけ?
てなことを思い出したのでサッシアプリの入った古いPC引っ張り出し充電して試してみたが、、
残っている記憶のようにはいかず。。
しょうがない、せっかくなので切り貼りででも!てことで遊んでみた(笑
①サッシを壁厚内に収める内付けの場合
②国産サッシでは一般的で半分が壁にかかり、半分が断熱層外に出るスタイル
③障子などの建具がある場合に使われる外付けサッシ的な取付位置
この①②③のサッシ取付位置では高断熱住宅の省エネ計算値は同じになる。
それは矢印で示すように、熱移動は外皮面に垂直に移動する前提での計算だから。
熱が斜めに移動するとか横に移動すること考えられていない。
だけどどう見ても、躯体とサッシの取り合いを観れば、
①より②が熱は逃げるだろう。
②より③はもっと夏は逃げるだろうことは想像できる。
③に至っては気密がどんなに完璧であったとしても結露は避けられない。
20年前や30年前ならそれでも良かった。
ここ10年付加断熱も加わり、断熱等級6や7が登場しこの垂直計算上だけは性能向上した。
隙間風を防がなければと高気密が謳われ出したのは30年前。でもこれは業界の一部だけが懸命に追及したものの一般ユーザーには浸透しなかった。それが震災後ネット環境が普及したことで一般ユーザーも重要視するようにはなった。
壁の断熱だけが強化されると、ペアガラスのままだと窓からの熱損率割合は大きくなる。したがって次は窓をトリプルガラス等で断熱強化することになる。すると次世代省エネ基準レベルではほんの小さな米粒程度でしかなかった窓周囲の熱損失割合は格段に影響力を増し顕在化していた。だから私は幸運にも気が付けたと言っていい。
サーモカメラで観ていると、否が応でも目に触れる断熱の弱い部分。でも窓周囲にあっては風の隙間ならぬ高断熱になればなるほど顕在化する断熱の隙間と言ってもいい。
断熱の隙間を突いて、熱は斜めにも横にも移動するだけではない。器用にも迂回だってできる(笑
これからもっと高断熱住宅化する時代になるとしたら・・・
侮れない存在になりつつあるのかもしれません。
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突き詰めて行くとみんな科学ですね~!
もぐら叩きみたいですけどね。