昨日の投稿で長くなりそうだったので、取止めた北欧フィンランドの二重窓を改めて今日紹介しようかと。(過去の投稿と重複しますが・・・)
北欧フィンランドのトリプルガラス以上の高断熱サッシとの出会い
フィンランドの家の窓をチェックしていると、外から見て窓に奥行きがある家とそうでない家があることに気付きます。断熱や外壁の厚さの違いによるのかもしれませんが、それは主にサッシが二重になっている場合とそうでない場合ではないかと思われます。
フィンランドでよく見かける二重窓とは、
お邪魔した家で開けさせてもらった際の写真です。このように建具の間にスペースを設けて二重になっている窓です。右側が窓を閉めている状態で左が開けてみた状態です。
こちらの家は室内側がペアガラスで外側がシングルガラスでした。
この家以外でモデルハウスで見かけた二重窓を紹介すると、
こちらのモデルハウスになっている家の窓は、室内側のサッシはトリプルガラスで外側は一枚。
そして二重窓の間のスペースは十分なほど確保されています。
ショ―ケースのようにディスプレイしているのもよく見かけますが・・・
私が、何より、これいい!!と思ったのが、
二重窓の間にブラインドが入れられることでした。
その他、いろんな組み合わせがあるものです。
ペアガラス?+ペアガラス?
もしかしたらトリプルガラスかもしれません。
このサッシのU値0.59は、さすがです。
北欧の高断熱な窓の仕組みを、岩手の高断熱住宅で実践。
そして、このフィンランドの二重窓のアイデアから、実際に当社で施工した事例があります。
室内側がトリプルガラスのドレーキップ窓+外側が外開きのペアガラスとなっている二重窓。
なので、窓のガラス枚数で言うと5層ガラスの窓ということになり、このタイプの二重窓を私はヘルシンキスタイルと勝手に呼ぶようにしています(笑
ですが、3年程前に見たフィンランドのモデルハウスではこのタイプの家を一軒も見ることはありませんでした。ということは、窓の性能が上がったことでわざわざ二重にする必要はなくなった?のかもしれません。
断熱性能を上げるために、単純に二重にすればいいのかあ!と採用する方はいらっしゃらないとは思いますが、念のため、万が一にそう思われた方がいらっしゃったらおススメしません。
単に二重にするだけではリスクがあり、この手法には多少の配慮や工夫が必要がなりますので。
以上、今日はフィンランドで学んだ高断熱な窓のお話でした^^
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