昨日の家づくり教室でのプレゼンの一コマから。
岩手の冬にサーモカメラ越しに家はどのような表情を見せるのかを。
3軒の家のサーモ画像を一枚にまとめています。
上から右回りに、
上:無断熱?断熱あっても無断熱に近いレベル。
右:新築したばかりの岩手の省エネ基準レベル
下:トリプルガラス窓に充填断熱+外張り断熱
上の家は暖房しているのでしょうけど、その暖房の熱は天井裏を暖めていることがわかります。
きっとこの天井裏は暑いくらいで、その下では炬燵で暖をとっているのではないかと。
右の家は岩手の省エネ基準レベルで新築したと思われますが、ペアガラスなので窓からかなりの熱が逃げています。
下の家は左下の窓に注目。雪が窓ガラスに溶けずにへばり付いいています。トリプルガラスの外側に氷結するくらいなのですから、雪が溶けないのも頷けるというものです。
皆さんの部屋を暖めるはずの暖房費がどこへ消えてゆくのか、どこを暖めているのかを知っていただけると思います。
暖房機で何を暖めますか?
皆さんにお聞きすると、殆どの方は「空気」と答えられますね。
エアコンでもFFストーブでも室内の空気を暖めていますから正解です。
ですが、空気が暖まってもカラダが暖まらず寒かったら・・
逆に部屋の室温が低かったとしてもカラダが暖かければどうでしょう?
暖房の目的は体が感じる温度を上げること、体感温度が高いのが理想の暖房ではないかと。
というわけで昨日のテーマは「暖房選び」なのに、話のメインは体感温度についてだったかと(笑
セミナー終了後にサッシのことについても少し。
私としてはサッシの違いで起こり得ることを一人でも多くの方に知って欲しいですからね。
ここは大事かなと(笑
サッシと言えば窓。
窓についてお住まいになっている施主さんより頂戴した声を一つ。

窓がたくさんあるので風が通って気持ちいいです。
床が無垢なのでころがってると気持ちがいいので子どもたち寝ころがっています。
窓・床、どちらの暮らしぶりもリアルに想像できてしまうのが嬉しいですね。
暮らしぶり報告をありがとうございました!
最後に、来週末の見学会のご案内を^^
岩手県県盛岡市に暖かい高断熱の家完成!
ここに住まわれるお子さんたちもこの無垢床に寝ころがって本を読んだりしてくれるでしょうね、きっと。
そんな暮らしのシーンを思い浮かべながら見学していただけたら嬉しいですね。
寒くなったこれからの時期なら、見学というより体感をメインにするのが良いかもしれません。
素材等で変わる家の持つ匂いの違い
素材の持つ質感・触感の違い
気流感や乾燥感など肌感覚の違い
体の芯が感じる温度感の違い
窓際に素肌を近付けた時の温度感の違い
家の中で感じる音の反響や振動の違い
出来れば、フェチな私のこだわりの窓枠の温度感の違いも(笑
今や、見えるものはネット上の画像や動画で見れますからね。
実際の暮らしは見てわかるものではないので、視覚以外の五感フル稼働で利き家してみてください^^
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