世は3連休ではありますが、当事務所は今日より通常業務に。工場のスタッフ等は遅れて月曜日からになりますけどね。
年末に届いた含水率計で遊んでみているのですが、計る度に測定値違うし、周囲の温湿度環境にも左右されるようで・・
説明書にはないのだけど、計測したい物と同じ環境にするのが良さそう。
というのも、この含水率計に温度・湿度表示がありますよね、なのでこの値から計算されるのではないかと仮定。年末はこの含水率計を持ち込んですぐ計ってましたから^^;
なので含水率計もベースとなる端材も、ヒートブリッジ比較ボックスと同じ場所に放置です。
そんなことになんの配慮もせず含水率計持ち込んで計った先日挙げた画像が、
これでした(笑
ここで室温14℃というのは拾っておく必要はあります。
というのは、この含水率計を測定環境に馴染ませたとしても環境温湿度の影響は受けるようなので。
含水率計を環境に馴染ませておいて改めて年明けに計ったものが、
この含水率計、どうやら測定場所の環境に馴染ませる必要があるらしい。その上で窓周囲の含水率を測るとこんな感じに。左側石膏ボードも右合板も見ても触れても乾いているようなのに…警告音はいいとして100%て・・
測ってみないと分からないものです。 pic.twitter.com/RPE8xAsDbX— oyakata (@ooyakata11) January 4, 2024
この時に室温22℃、石膏ボードの含水率100%てどういうからくりなのでしょうか。
ベース素材としての端材の石膏ボード0%なのにです。
石膏ボードとは何ぞや?てことで調べてみると、
吉野石膏さんのHPから引用すると、
せっこうが火に強いわけ
せっこうが火に強いのは、その重量の約21%に相当する結晶水に秘密があります。
この結晶水は、通常の状態では非常に安定していて発散することはありませんが、ひとたび火熱に接すると熱分解を起こし、蒸発を始めます。結晶水がすべて熱分解して水蒸気となり、放出されてしまうまでせっこうの温度は、一定温度以上に上昇しません。わかりやすく表現すると、氷にバーナーで炎を吹きつけると、その部分は徐々に溶けて水となり、氷が全部溶けるまで氷の温度は0℃以下を保ったままという現象をイメージしてください。
重量の21%に相当する結晶水は、含水率に含まれて計測されないと判断していいのかもしれないと仮定すると、窓枠側面に貼った石膏ボードの含水率100%て純粋に水分?と考えてよいのかどうか・・はよくわからない所です。
というのは、石膏ボード表面に水で濡れて滲んでいるわけでもなく触れても湿り感は感じないのに100%ですから。もしかしたら、深さ2㎝程までの電磁的反応から平均含水率をはじき出すしくみのようなのでボード裏の水分を拾っている可能性はあります。
そしてもう一つ考えられる要因があるとすれば、
結晶水を含水率計が拾わないなら環境温度が低い時水分がもし凍っていれば含水率として拾わないのかも?
てことはちょっと確認してみる必要はあるかもしれません。
こんな感じで石膏ボードのことは未だよくわからないのだけど、問題は石膏ボードを貼っていない木部(合板)の含水率です。石膏ボードと違って昨年の計測時とほぼ一致しています。
上部23%、中間25%、下部40%です。
調べてみると、木材の含水率20%以下では木材腐朽菌は生息できない。
概ね含水率25%以上になると、木材腐朽菌の繁殖領域なる?
ということは、中間の含水率25%はグレーゾーンではあるけれど、下部40%は腐朽菌の繁殖領域てことになる。
これまた空気が乾燥しているせいか、表面的には乾いているのにですよ。
ということは、表向き乾燥状態でありながら、木部裏側もしくは内部で含水率20%以下と以上を環境の変化によって行き来する場合もあるだろうし。この場合は腐朽菌は消滅したり発生したりの繰り返しになる?
それがもし20%以上の領域で上下を繰り返している可能性のある部位があるとしたら・・腐朽菌は居続けながら繁殖力が上下する?構図になるのだろうか・・
なんてね、これ以上のことは解りかねるけど、ぼちぼち対策可能性ついても探ってみないとね。
というわけで、
以上、親方のフェチな冬休みの宿題報告でした(笑
今回分もなかなかハードでした! 一生懸命ちっとはついていきたいと思います
本年もよろしくお願いいたします。
疲れさせてすみません、、
懲りずに、今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m