Q1住宅が標準。

昨日のニュースで、今後の地球温暖化の許容値は2~3℃だとか。
2月に、思いのほか急速に進む温暖化が報じられてから、
それに絡んだ話題はつきないですね。

今日は、そのちょっとしたおさらいの意味で
そんな温暖化に関わるグラフを上げてみます。
(こんなのは気象庁などのHPを見ればどこにでもあるもですが^^;)

日本の気温の推移

2月の報告では、2100年に概ね4℃気温が上昇するということでしたから、
許容値3℃に達するのは、70年後くらいでしょうか。

部門別二酸化炭素排出

業務部門と家庭部門が二酸化炭素排出量は着実に伸びています。

二酸化炭素排出家庭一人当

家庭一人当たりのCO2排出量。

私たちの家づくりの分野では、
ここを何とかせねば!となるわけです。

仕事的としても個人的にも、
ここ4年程、高断熱化への新たなステージに入っている。

過去の超高断熱住宅(Q値=0.9)の弊害を解決した
Q=1.0住宅を昨年10年ぶりに再び登場させた。
しかし、実際の工事コストはやはり高めなのは否めず。

そのコストの軽量化を計るため、過去のデータや
海外の素材などを検討し、シュミレーションしていたら、
なぜか無暖房住宅レベルの領域に行き着いてしまった。

本来なら、価格を軽量化するために
より高性能な各素材と施工法の組み合わせを、と
考えたはずなのに、先に究極の無暖房領域が
目の前に見えてしまったのだ。

だったら、建てようよ!
ということで、無暖房住宅実証棟が完成!

その後、私たちの趣旨にご理解をいただける方たちとの
出会いがあり「Q1シリーズ」と「無暖房の家」も実績に。
そのおかげで、施工性の問題、コストパフォーマンスも
さらにすすめることができたのです。本当にありがたいことです。

そのような経緯で、2月の社の全体会議。
スタッフ全員一致で、

当社の標準は、Q1とすることに至った。

世に省エネ基準はあれど、それさえ現実はままならない。
基準を目安に当然基準以上では建ててはきたものの、
基準だと「できたらいいね」感はいつまでも残る。

そして、Q1。
このQ1も一棟でも多く建てられたらいいよね。
そのためにも、少しでもコストを下げようよ。
という程度でしかなかったような気がする。

2月2日までは。。。

急速に進む温暖化のニュースは、確かにちょっとショック。
しかし、その後ヨーロッパ首脳の声明にはもっと考えさせられた。
政策的な意味合いもあるだろうが、あれは意思表明だ。
ドイツも、省エネは基準ではなく規制。
規制という言葉は好きではないが、それも意思がなせること。

当社はどうか・・・
自らに問い、全員が意思を持ち決定した。

私たちは、きっと許容値に達するまでは生きていない。
この決定が仕事的に、これからどう影響するだろう、
と、ちょっとは不安もあるものの、

いずれ、後世に憂いを残し死ぬ間際に後悔だけはしたくない。

ということで、ここまでは内輪のご報告。
ここからは、ちょっとだけ宣伝を^^;

  • こらからの大共ホームは、「Q1スタンダード」

    超高断熱な住宅に興味がある方も、
    それよりデザイン重視、という方も
    断熱のことを勉強するのが苦手な方も
    断熱のことを意識してもしなくても、

    これから当社で建てられる家はすべて「Q=1」レベルになります。

    詳しくは、お問合せ下さい。

    そして、もう一つ。

  • 無暖房住宅「無暖房の家」新たに完成!

    4月14日(土)15日(日)
    4月21日(土)22日(日) 内覧会を開催します。

    ※会場は2ヶ所、各土日とも会場が異なります。

    完全予約制になりますので、見学希望の方がいらっしゃいましたら
    事前にお申し込み下さい。
    状況により、お申し込みを受けかねる場合がございます。
    どうか、その節はご容赦下さい。
       
      

追:コメント&トラバを試しにいろいろやってみたら、
  この投稿分だけ消えたまま元に戻りません。。
  下手なことするもんじゃありませんね(汗)