空気な母の日

今朝、我が家の天窓を見るとしっかり外側に結露していて、
夜間かなり温度が下がった様子が伺えた。
でも、天窓を開けてみるとしばらくぶりにくっきりと映る岩手山。
稜線もいつものような霞はない、晴れ。

黄砂のシーズンもこれで終わったのかもな・・・

そんなことを思いながら、締まりのいい空気を吸ってみる。
こん時、きれいな空気ってありがたいもんだな、そう思った。
そして、なんでこんな時にしかありがたさに気付けないのかとも。
病気から回復した時だけ、カラダへ感謝するあの愚かさとおんなじ。


昨日は母の日。
一昨日、不精?な男性スタッフに、

明日は母の日だべ。なんか用意した?

  ・・・・

やっぱ、なんもプレゼントどが用意してねえんだべ。
わがんねんだじゃ、そんだば。
なんでもいいがら、なにがすてやっぺよお!

てなことを自分のことはさておいて、数人に声かけてみた。
昨日の母の日、実際彼らが母親に何かしてあげたかはわからない。
けれど、いつもよりみんな帰りが早かったことにほっとした。

そして静かになった事務所からおふくろに電話を入れる。

ああ、おれ。わがる?

  ああ、わがっどもなにがしたぁ?

ん?・・・何がって、、
いずおう母の日だっつがら電話すただげだ。
なんもプレゼントは用意すてねえどもさ。

  なぁに、電話だけで十分だよ。

・・・・・・

  みんな元気にしてだが?

んん、
そっつはどうさ?

  ん、元気だよ。

そっがあ、
んだばね、ただ電話すただげだから。
つけえうずにまだいぐがらさ。

  元気でやんだよ。

ん、
んだばね。

と、会話は一分にもならず。
ただ電話を切った後しばらくは喉が詰まってしょうがなかった。
子どもの頃から親不孝さは今も変わらない。

その時、ふと思い立ち、離れた息子たちに電話。

おい、おかあさんに電話しろよ。

  なんで!?

いいがら。今日は母の日だべ。
だがら電話だげでも入れろ。わがったな!

  う・・・ン

じゃあな。

そして、家に帰ると・・・

  ありがとう!
  子どもたちから電話来たのよ。

?・・・・

  お父さんが電話しろって言ってくれたんだって?

あっ、そぉ。 ハハハハ・・・・
(そんなこと言うか、フツウ・・;)

ま、照れなのだろうが、母親に気付いてあげられる
日くらいにはなったような気もするが、どうなのだろう。

あること、いることが当たり前すぎて気付けないでいる。
気付いても感謝するきっかけがないと何もできない
未だバカ息子にしてバカ親のまんま。

なので、こんな私には
毎月第2日曜日は「母の日」。
そう決めるくらいがいいのかもしれない。

そういえば、
「緑の日」はあっても「空気の日」ないよなあ。

母に贈る、岩手の注文住宅なら。

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