ひとり言・・

物心ついた子どもの頃なら、
暖房は4畳半土間に薪ストーブのみが唯一の暖房だった。
だから冬はそこが居間となった。
寝る時は湯たんぽを布でグルグル巻きにしてふとんに入れ温めながら寝た。

そんな状況だったところに、6畳の居間に炬燵が登場した。
熾した炭の入った小さなブリキのたらい、
それを炬燵の中に入れただけの原始的もの。

でも、この炬燵のおかげで冬の生活範囲は格段に広がった。
しかし、ちょっと寝ボケてブリキに足が触れようものならすぐさま火傷、
というある意味凶器な炬燵。

そんなことから、親父が木で篭のように囲った。
それ後、炬燵の熱源は堀に下がり、練炭から電気こたつへと変わり、
そこでやっとコタツは安心して寝込めるものに。

薪ストーブはバルカンストーブ、そして湯の沸かせる石油ストーブへ。
何より、冬の生活を広げたのは、
持ち歩き自由な反射式ストーブの登場からだったろうか。
電源なしでどこでも暖められるんだからそりゃあ画期的。
この反射式ストーブの流行が個別暖房の始まりなんだろうな。

反射式ストーブには二つの記憶がある。

反射式ストーブの燃え芯が焦げて短くなると、
煙が出るだけで、赤々と燃えならなくなる。
いつかその短くなった芯を引っ張りだすことを覚えた。
芯を引っ張りだした後マッチで火をつけると燃えが再びよくなる。
その火は自分が復活させた炎。
その炎を見ながら、一つおとなに近づいた気分になったこと。

屋根裏に投げ込んだ自分の歯をねずみが本当に食べたのか、
どうしても気になり押入れから潜り込んでみた天井裏。
そこは反射式ストーブで暖房している部屋とは別世界で、
うだるような暑さだった。
その時、なぜ天井裏がこんなにも熱いのか不思議に思ったこと。

とまあ、思い出してしまったそんなことはどうでもいい話。

電気コタツ、電気ストーブ、ファンヒーター、
電気畜暖からヒートポンプ暖房まで、
電気は欠かせないほど暖房器を進化させてきた。

家の断熱性能以上に、熱源の暖房能力を用意すれば、
放熱器を多くするとか、送風量を多くすれば暖かい家になる。
もうそんなことはもう当たり前の世の中だ。

あえて、この欠かせないあって当たり前すぎる
電気を最初からないものとして考えたら・・・
そんな暖房ってどんなものだろう?

もし、電気が供給されなくなったとして、
暖房可能なしくみがあるとしたら・・・

てなことを考えながら、事務所庭を何気に散策。
そしたら、チチチチチ、チチチチと頭上から聴こえてきた。
おっ、ついに孵ったかあ。
そう、三つ目の巣箱で新たなヒナたちの誕生。

この瞬間、

 ん、よ~すよす。

 わがったわがった。

 いっぺえ食べで、元気におっきぐなれよお!!

てな感じでおっさんには、
小さな鳴き声たちがすべてになった。

このおっさん、、、

まあ、これまたどうでもいいこと考えてたってことだべね。。

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