先週末の完成住宅見学会へのご来場をありがとうございました。
そして見学会場としてご協力下さったお施主様に心より感謝いたします。ありがとうございました!
今週末にも予約制で完成住宅見学会を予定しておりますのでご都合が合えばまた見学して頂けるのを楽しみにしております^^
昨日は見学会場となった住宅の窓のヒートブリッジの温度チェックのための条件、
①外気温が高い ②住宅内を冷房していて内外温度差がある
この二つが揃っているので計測しておくことにしました。
窓のヒートブリッジの夏温度チェック
一つ目は、開閉できるドレーキップ窓を。
主にサッシ枠とサッシ枠に接する壁の温度を観ます。
①ドレーキップ窓のヒートブリッジ
サッシ枠が29℃程で壁については、サッシ枠に接する壁にヒートブリッジの影響はないと見えます。
②FIX窓のヒートブリッジ
サッシ枠の温度は、27.7℃。
①ドレーキップ窓より1.3℃程、外気温の影響が小さいのは、ドレーキップ窓のサッシ枠は建具より外側のため、外部2面からの影響を受けることに因ります。
③フォールディングドアのヒートブリッジ
サッシ枠の室内側温度は、29.1℃。
サッシ枠に接する壁面がサッシ枠より外気の影響を受けているようには見えません。
窓のヒートブリッジ対策、先ずは夏の温度差では問題なし!ということに。
冬に比べたら夏の内外温度差は小さいですから、これが冬に当てはまるかと言えばそう簡単ではないような気もしますので冬に再チェックしてみたいと思います。
窓のヒートブリッジ温度をチェックしたのだから、せっかくなので外壁の温度チェックも。
漆喰外壁の夏温度チェック
①漆喰外壁の日向部と日陰部温度チェック
外壁の左日向面は南面で右側日陰部分は東面、+テラスに屋根があります。
左日向となっている外壁面は高さは中間部で、41℃。下部で42℃、上部で40℃程ではないかと。
上下で温度差ができるのは軒の出により上部の方が日陰時間が長いからです。
日陰の外壁面で38℃。昼前までは日向になっていたはずです。
②日向の地面と外壁の温度チェック
これ、意表を突いてきて結構面白いです(笑
日向の外壁、基礎の日陰部と日向部、そして砂利の温度はどのような関係になるかほんの少しの時間、想像してみてもらえませんか。
1,2,3、4,5・・・
日向の部分さきほどは赤かったのに、今度は青いのは気にしないでください。測定範囲を相対的に色分けしているだけですので。
ここでは特に、基礎の日向部分と日陰部分、そして日向の漆喰外壁面、この三つの温度を比較して観てください。
基礎の日陰部分、ずっと日陰だったろうはずの部分なのに、日向の漆喰外壁の温度より高いのです。
不思議ですよね。おもしろいと思いませんか?
なぜこうなるのか?このことは改めて時間帯ごとにチェックしてみないといけませんが、いずれ結果はこうなったということで(笑
最後に、
漆喰外壁面のおまけ温度チェックも。
テラス屋根下外壁東面の温度は、37℃。
この時は日陰ですが、早朝に日向だった部分です。
漆喰外壁北面温度は、35.7℃。
ほぼ外気温に近い温度ではないかと。
こうして温度チェックしてみるとよくわかってきますね。
この時期(7月31日)お天気が良い日のお昼過ぎ、東西南北の漆喰外壁の温度は、外気温+何℃で想定すればいいのかってことことが。
時間があれば一日張り付くんですけどね。
ま、時間がある時にぼちぼちとデータを蓄積していきたいと思います。
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