シックハウス

今朝の新聞、そしてTVやネットに、
昨日のシックハウス判決のニュースには、
勝訴判決を受けた岡谷さんの名前が。

岡谷さんは、当時のNPOシックハウス対策研究会を通じて知った人である。
マンションで健康被害を受け、何度も販売者側に調査依頼をしても
受け付けてもらえなかったこと。

当時シックハウス対策研究会の理事長だった(故)片倉さんが、
測定したり、酸化チタン利用の空気清浄器などで改善策を試したり、
マンションを出た後の住居の内装などについても応援したりしていること。
そして交渉ではまったく埒があかないので訴訟することも。
片倉さんに会うたびごとに聞いていた。

片倉さんが亡くなられてから、その後の状況は不明となっていたけど、
それが今朝、ココログから「岡谷さんの記事見ました?」と言われ、
ネットを見て初めて知った。

そうかあ、ついに岡谷さん認められたんだ・・・
良かった。

しかし、お祝いの言葉は浮かばない。
岡谷さんの「裁判で買っても生活は変わらない」の言葉はその通りだから。

今ならここで話してもいいと思うのだが、
盛岡でも新築住宅による被害者Aさんの相談を私が受け、
その後片倉さんに紹介し改善された家がある。

建築したのは名の通った全国で展開するメーカー。
同業者だけに、私は表に出ることはせず、
陰ながらの応援のみに徹した。

2か月に及ぶ改善工事の期間中、片倉さんは泊まり込み。
私はその間、夜は二晩と開けずに晩酌のお伴をした程度。

改善工事後の住宅では、Aさんに入居前のような症状は出なくなった。
Aさんはそれから盆と暮には必ず私に挨拶に事務所まで来られる。
その度に、「もう、気遣いは要りませんよ」って言っても、
「いえ、ご恩は忘れませんから」と。

その度毎に私は、Aさんのその後の体調をお聞きする。
先日お会いした時の話では、
以前は公共建物やスーパーなどへは入れなかったのが、
幸いにも今では一般生活場所ならほとんど問題なくなったとのこと。

少しずつだけど、良くなっている。

その報告を聞くだけで私は安堵する

Aさんのような方もいれば、
普段の生活に支障のあるままの岡谷さんのような方がいる。
岡谷さんの体調が、これから少しでも改善することを祈りたい。

イラスト

これは私が「家づくり教室」のテーマ編”健康住宅”で
使わせていただいているプレゼンの一枚。
片倉さんから使ってくれと頂いたもの。
このイラストは岡谷さんが描いてくれたものではと思います。

 

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2 件のコメント

  • 我が家の息子もアトピー症状は全く出なくなりました。
    これも大共ホームの家のおかげかな?

  • hiroさん、良かったですね。
    家かどうかはわからなくても、
    いずれ住まいの中に原因はないってことですよね。
    良くなってくれたらそれだけで私もうれしいデス^^

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