ハウスダストの裏側

室内の空気汚染物質は大きく分けて三つ。
沸点を基準に超揮発性有機化合物(ホルムアルデヒドなど)、
揮発性有機化合物(トルエンキシレンなど)、
半揮発性有機化合物(フタル酸エステル、リン酸エステルなど)
に分けられます。

これら揮発性有機化合物は通常室内空気を採取し分析します。
しかし、スウェーデン政府が行った調査法から
このうち沸点の高い半揮発性有機化合物に関しては
掃除機で集めたダストパックの埃を分析する方が良いようです。

ここでふと思ったことがあります。
アレルギーの原因の一つとして知られるハウスダスト。
単純に家の中の埃と考えがちですが、
ハウスダストに含まれる半揮発性有機化合物が
悪さの原因と考えられないのだろうか。。;

私はこれまでアルデヒド類とVOCの分析調査を行ってきましたが
ずっと気になりながら、半揮発性有機化合物は調査していませんでした。
特に気なっていたフタル酸エステル類。
そして最近かなり重要だと認識させられたリン酸エステル類。

これらが、私のこれからの分析対象物質になりそうです。

なぜかって・・・

潜在的リスクはVOCより大きそうだから。。

ちなみにフタル酸エステル類はビニールプラスチックの可塑剤に、
リン酸エステル類は主に可塑剤のほか農薬、殺虫剤、難燃剤に
使用されています。

見えないけどこの埃の中に化学物質が隠れているんだよな。。;
化学物質を含んだこれら埃を餌にするヒョウダニの死骸やフンも
実は体内濃縮されて悪さしてるんではなかんべか・・・

とかなんとか、ぼやきながら
わが家の隅っこにある埃を眺めてしまいそうです^^;
でも埃に向かって会話してたら恐いですね(笑)

  追:昨日夕方からライブドアブログのシステムエラーで
    今朝まで?閲覧できずご迷惑かけました。
    そすて管理ページは今夕までエラー。
    諸事情はあろうかと思いますが・・・
    頼むぜ、ライブドア!としか言いようがないですね^^;

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